フタツメゴミムシ追加.

フタツメゴミムシ

 久しぶりにHP別館に甲虫更新.懸案だったフタツメゴミムシである.

 次はどうしようかなあ.
 ゾウムシは最もよく見かける甲虫だが種名に自信がない.ク○○タは思うところがあって関わりたくない.カミキリはわたしが扱うまでもない.愛好家が沢山いる.
 となると候補はハムシ,シデムシ,ハネカクシ…,カミキリモドキ……,有象無象の雑甲虫たち……….


(ノД`).


 甲虫はしばらく休止になりそうだ.面白そうだが画像不足.


 −−−−−− ↓連休最後の出撃の次第は夜更新 −−−−−−
(収穫なしならシャチホコ(12)です)

シャチホコ(12).ギンシャチホコ.

 錦大沼公園出撃は完全にボウズ.雪が全然ない.あちこちの水たまりに氷が張っているだけ.
 錦大沼はまだ表面が凍結しきっていない.この調子では2004年,2007年に続いてワカサギ釣りは流れになるのでは.以前なら1月半ばまでには必ず,人が上がれるほどに結氷していたそうである.地球規模かどうかは分からないが,温暖な冬が続いている.


 というわけでシャチホコです.ギンシャチホコ
ギンシャチホコ
 07年7月2日.アルテン.前翅長は25mm.なかなか大きい.
 とまっている看板の白とほぼ同じ色合いなので,ホワイトバランスがさっぱりのモノクロ写真を部分彩色したような妙な画像になってしまった.
 銀ねず色の地肌に金色の帯がたすきに走る.こう書くととんでもなく豪華な蛾に思えてくるが,胸背の黒もじゃ毛が汚いのでさっぱりそんな感じは与えない.


 さて例によって図鑑の記述の変遷.
 保育社『蛾類図鑑(下)』.

♂♀とも触角は櫛歯状で,先端の1/4余は急に細まって鋸歯状を呈する.口吻は退化して短い.(…)♂♀の色彩・斑紋は殆ど同様.前翅表面の大部分は銀色で,中央にやや電光形に光る幅広い金色の帯がある.♀の後翅は♂にくらべて暗褐色をおびている. (p.53)

 これが講談社『蛾類大図鑑』ではこうなる.

触角は♂♀とも先端部約1/4を除き両櫛歯状,その枝は♀ではやや短い色彩,斑紋は♂♀で若干の差異があり,♀の後翅は暗色である. (p.609)

 強調引用者.こうやって知見は書き換えられていく.もっとも,どういう差異があるのかをこの図鑑は示してくれない.
ギンシャチホコ
 06年7月16日.アルテン.これは後翅が見えている.おそらく♀だ.
 ♀の方が白地部分が少ない,ということなのだろうか.ここらは(覚えていれば)宿題.


 『蛾類大図鑑』からもう少し引用.

幼虫は強壮,大きな頭部を有し,背面には先端二叉した突起列をそなえ,尾端は特化し,尾脚を欠く. (p.609)

 「強壮」? yahooで調べると「からだが丈夫で元気なこと」である.元気な幼虫なんだな.
 画像があった.サイト「自然(じねん)塾」内コンテンツ「幼虫天国」では「かっこいいもの」に分類されている.
 代表的な幼虫サイト「幼虫図鑑」の「ギンシャチホコ」にも画像
 元気かどうかは分からないが,見た目は無闇に強そうである.