2015-01-01から1年間の記事一覧
HP更新。Odontopera属・Ophthalmitis属・Orthocabera属。 写真か図版はあった方が絶対にいい。Seitz,The Macrolepidoptera of the world : a systematic account of all the known Macrolepidoptera が図版の宝庫だと今頃知った。他に適当なものがない時…
HPにOcoelophora属追加。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Ocoelophora.html テンモンチビエダシャクなんて未見に決まっていると思っていたが,ブログ検索をかけると1度見ていた。完全に失念していた。 Ocoelophora属がどうにも謎の属で,タイ…
虫を撮るのは現在ストップ。twitterのランに虫画像が流れているのを茫然と眺めているだけである。英語とラテン語とBHLのPDFの重さに死にかかっていると,神奈川のケイさんからメールが来ていた。落ちぶれ果てたわたしに虫の写真を送ってくれるほぼ人類…
ダメですね。MooreもNyssiaもケイさんとの約束も全然ダメです。仕事を終わって帰宅すると,脳がほとんど死んでいて集中力が消失しています。今度の日曜までまともなことは何もできそうもないです。銭湯に行く元気もないです。 4時には目が覚めているのだか…
ごめんなさい。体調ダメ。職場早退したし。 明治31年の文献に「トゲシャクトリ(Nyssia ssp.)」という記述が出てきて,これがクワトゲエダシャク。「Nissia」から調べ直し中。1901年のカタログではすでに属名が「Zamacra」に変わっている。こちらが当…
HP更新。「蛾の学名の意味−エダシャク亜科Nyssiodes属」。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Nyssiodes.html この属で日本に分布するのはあの人気のフチグロトゲエダシャクである。 http://www.biodiversitylibrary.org/item/39816#page/103/mode…
HPの更新。Nothomiza属の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Nothomiza.html 平嶋『生物学名辞典』は蛾分がやや不足なのであまり活躍の機会がないが,とりあえず必ず参照する本。うまいこと「Nothomiza」が載っていたのだが,おかし…
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HPの更新。Ninodes属の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Ninodes.html あんまり色気がないので,BHLから版権切れ画像を入れることにする。ますます地味になったような気がする。 それにしても命名者は,どうしてこの小さな蛾に…
HP更新。Myrteta属。http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Myrteta.html クロミスジシロエダシャクの学名はMyrteta angelica。東アジアの蛾である。 命名者のバトラーはわたしの印象として,あまりひねらないで第一印象で命名する人物である。「汚い…
HPの更新。Myrioblephara属の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Myrioblephara.html キバネトビスジエダシャクはともかく,チビトビスジエダシャクが少しいわく付き。ProutによるNovitates Zoologicae, v.35, 1929-30, p.335, の解…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10)・(11)・(12)・(13)・(14) 25.J.ウッド-メイソン博士,カルカッタインド博物館副館長(Dr. James Wood-Mason) →1846-1893。James Wood-Mason - Wiki…
HPの更新。クロフキエダシャクの Monocerotesa lutearia の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Monocerotesa.html 属名について。トゲが1本あるらしい。幼虫のことかもしれない。Wehrli の記載文が「L'Amateur de papillons」なる…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10)・(11)・(12)・(13) さてプロが続く。 24.J.アンダーソン博士,カルカッタインド博物館長(Dr. John Anderson) →1833-1900。珍しくWikipediaの日本語記…
えっ。そりゃあギャンブルを推奨するつもりは全くないのだが,彼のブログ「ケイの言ってみようか!」はどうなるんだろう。10年続いているブログなんだから,ここで途切れるのはもったいない妖怪である。 競馬って,「元ファンドマネジャーが仰天! 「競馬…
HPの更新。クロオオモンエダシャク・シタクモエダシャクの Microcalicha の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Microcalicha.html クロモンオオエダシャクは,最初の記載では Boarmia fumosaria Leech, 1891 *1。採集者はおなじみの…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10)・(11)・(12) 20.J.ショート博士(Dr. J. Shortt) →おそらく,『南インドの林業 Forestry in southern India』1884,の編者である John Shortt(1839〜1903)…
HPの更新。オオシロエダシャクの Metabraxas の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Metabraxas.htm 原記載文も簡単だった。
半年ぶりにHPの更新。アミメオオエダシャク,Mesastrape fulguraria の学名読み解き。 http://yyzz2.sakura.ne.jp/name/Ennominae/Mesastrape.html MoffetやらMooreなんぞより,ずーっと楽な調べもの。
全然ダメ。週2更新ぐらいは何とかなるかと思ったができない。調べ事を3時間4時間集中してやらないと先に進めない。 当面は,平日との両立は困難であると判断。幸い,土日の両方は無理だが,どちらかなら休める。 火曜の週一ならできそうな気がする。それ…
というわけで Moore と Moffet を平行して調べている。片方に集中するとしんどいからである。 例の Moffet の『昆虫劇場』は第1巻がミツバチから始まって有翅の虫,第2巻が芋虫毛虫(「キャタピラー」である)からハリガネムシまで無翅の虫を扱っている。 …
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10)・(11) 15.H.H.G.ゴッドウィン-オースティン少佐(Lt.-Col. Henry Haversham Godwin-Austen) →「Henry Haversham Godwin-Austen - Wikipedia」によれば,183…
(承前) ここからが本題である。 Anthreri Iconem vobis offero, quem Graeci etiam anthrênon apteron vocarunt. わたしは諸君にアントレノスの図版を示す。これをギリシア人は「翅のない蜂(アントレーノン・アプテロン)」とも呼んだ。 http://www.biodi…
twitterでのわたしのつぶやきは「調べ事の進捗・更新の報告」か「身心の具合が悪い」かどちらかなので,およそ読まれるに値しない。とはいえ,その2つがわたしの生活の実質のすべてなので仕方ない。 先日何の気なしに画像を貼った。17世紀の虫本の,なん…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10) 見やすくするために様式を少し変更した。ただし「引用囲い」中の文は『インドの鱗翅目』からの正確な訳文ではなく,任意の要約の場合がある。 11.F.デイ博士(Dr. F…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9) (承前) 7.T.ハットン大尉(Capt. Thomas Hatton) →1806〜1875。『ほ乳類の名祖事典(The Eponym Dictionary of Mammals)」,p.202,によれば,第一次アフガン戦争(1839)…
愚痴から。50をとっくに過ぎて医療費が月に1万円を軽く超えるようになると,愚痴っぽくなるんだ。今年は確定申告してやる。 昨年の秋から全くカメラを持っての活動は切れてしまった。虫の生態や死骸を撮るのが心理的にどうにもしんどくなったのが1つ。目…
インド帝国の人探しにほとほと倦み疲れて,とりあえずMouffetに浮気中である。目次を読んでいて,ミツバチの巣の分からない用語が出てくる。わたしは「プロポリス」ぐらいしか知らないよ。困ったときにはアリストテレス*1かプリニウスである。少しでも時代が…
(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8) 『Lepidoptera Indica』の序文の,協力者リストの続き。 4。 W.S.アトキンソン(William Stephen Atkinson) →William Stephen Atkinson - Wikipedia 1820-1876。ラ・マルティニエール…
頭が全く働かない室温30℃の日が数日続いて,突然今朝は気温が25を割った。でたらめである。冬や春は暖房を目一杯かけても20をそこそこなのだから,この土地の気候は心身に極めて悪い。ここで生まれ育った人間はともかく,よそ者であるわたしにはほぼ無…