ホシベニシタヒトリ(5)。

 フォルダを渉猟していたらコベニシタヒトリがわんさと出てきたが,そちらまで手を伸ばすとより以上に泥沼化しそうなのでスルー。そもそもわたしには,コベニの♂♀が一目では分からない。


 というわけで,承前。


【10年7月24日】前翅長25mm。

 前に出てきたホシベニシタヒトリ♀。

 背景が異なるが同一個体。わずかに鋸歯?


【10年8月2日】測定していない。

 これは明らかにベニシタヒトリの♂。

 『大図鑑』の「歯牙で剛毛」が最も適切に思われる画像。


【11年7月23日】前翅長25mm。

 以下,既出が続く。ホシベニシタヒトリ♂。

 同一個体。長めの鋸歯あるいは櫛歯,という感じである。毛のようなものがかすかに見えるがはっきりしない。


【11年7月30日】前翅長26mm。

 ホシベニシタヒトリ♀。

 わずかに鋸歯のようではあるが,不明瞭。


【11年7月30日】前翅長30mm。

 ホシベニシタヒトリ♀。

 はっきりとした鋸歯。右触角は両鋸でることを示しているようだが不明瞭。


 というわけで,これで全部。
 撮影角度によって見かけの長さは幾らでも短くなり得るから,最長のもので判断するしかない。
 というわけで,わたしのフォルダからのとりあえずの結論。

  • ホシベニシタヒトリ
    • ♂は櫛歯。
    • ♀は(おそらく両)鋸歯。
  • ベニシタヒトリ
    • ♂は短い櫛歯。そこから櫛歯よりやや長い毛を生じる。
    • ♀は(わずかに?)鋸歯。
  • 「両」かどうかは確認できず。


 以上は12年1月9日現在でのわたしの判断。将来,修正の必要が出てくるかもしれない。


 これでやっとこさ Rhyparioides から(とりあえず)解放される。姿を現す7月までは連中のことはもう考えないぞー♪。
 ヽ(´ー`)ノ