マイマイガ系(その1)【写真日記虫】

 fotolifeがようやく使えるようになったのだが,もう寒い.それでも強行すれば蛾の数頭は撮れるのだろうけど,今度はこちらが風邪引きときている.


 そういうわけで,当ブログはシーズンオフ宣言です.
 ぼちぼちと週1ペース更新で「お蔵だし」をしていきます.とりあえず今日が水曜日なので水曜更新.
 本当はもう【写真日記】ではないのだろうけど,とりあえずキーワードとして継続します.クレームがつけば取っ払います.「虫写真」があるんでオマケして欲しいところ.


 まずマイマイガ系から.3回シリーズ.
 ドクガ科は名称の上では「〜ドクガ」と「〜マイマイ」に分かれているが,どう違っているのかといえば,わたしにはよく分からない.亜科ではないし,図鑑にもそんな区別は書いてない.
 確かに端的に「ドクガ」と「マイマイガ」とを見比べるとだいぶん雰囲気は異なってはいる.「ドクガ」は小さめで,翅をしっかり三角屋根にして止まっているのに対して,「マイマイ」は2回りくらい大きくて屋根がなだらかで,ぽてっとしている.
 「典型タイプ」で見れば違っているが,いつものニワカガマニアさんのところの蛾像を見ても,『蛾類大図鑑』を見ても,明確な線引きはできそうもない.適当に名前がついているのに違いない.きっとドクガっぽい奴が「〜ドクガ」で,そうでない奴が「〜マイマイ」に違いない(と思う).


 画像はカシワマイマイ.なるほど全然ドクガ的ではない.嫌みでない程度の茶色まだら模様で好ましい.蛾好きの人なら「モフモフ」したくなる風情である.後翅は薄黄色らしいが写真では分からない.♂の触角の立派さはドクガ科共通.図鑑で調べると食草はドングリの木系,サクラ系,カエデ系と幅広い.というか,苫小牧の山で一番普通なのばっかりじゃん.