ウスイロカギバ.リンゴツマキリアツバ.ミドロミズメイガ.オオセダカマルカスミカメ.マエキトビエダシャク.マイマイガ.ウストビモンナミシャク.キバラエダシャク.(ヒメ?)クロホシフタオ.
職場の健康検診.どうせ糖が出ているに決まっているのである.血圧は118-76でとりあえずまだ大丈夫.バリウムを飲まされて何か邪悪な光線を浴びせられながら回転することを強要される.
視力はメガネをかけた状態で右0.2・左1.0.右が進んでいる.右の裸眼はもう光を感じるだけしかできないんじゃないだろうか.
その後で,ユウウツな会議.自分でもよく分からないことを人々に説明する.
8月16日に見つけたマイマイガがようやく落ちていた.死んでいるのを確認.踏まれる前に植え込みへ投げ込む.
天気は快晴だが,すっかり秋の風.
久しぶりに出撃.9日の月が思いのほか明るい.
アルテンへ.もう○○○○採りの子供や大人など全然いない.
蛾影が薄い.大物の予感は… ない.
・マエジロヤガ(逃走).シロモンヤガ*2(逃走).
何かやましいことがあるらしい.突っ伏していて頭部が見えないので,どうしてもポイントが低い.「お天道様の下」ではないのだから,表を上げていればいいのに.
ウスイロカギバ.18mm.この夜2頭.
翅に力が入って波打っているのが横から撮ると強調される.
・その横にカギシロスジアオシャク(16mm).
・ツマジロカラスヨトウ(26mm).
初見でないのが分かると,撮りはがぜん気楽なものになる.
リンゴツマキリアツバ.前翅長13mm.
この蛾は翅の模様も美しいが,胴体が太いのでサイドからも見栄えがいい.
アツバかと思ったのだが,違った.触覚が短いのは損傷していたものらしい.
散々調べて,おそらくウスグロマルモンノメイガ.13mm.(´・ω・`).
初見.ノメイガだと分かっていればきっと撮らなかった.怪我の功名? いいえ,あまり嬉しくないです.だって同定に自信がない.
※おかしい。再検討を要する。未同定へ。( ̄ー ̄)/~~.
※判明.ミドロミズメイガ.
・カメムシはいつもいつものヒラタヒョウタンナガカメムシ.
という訳で何だか低調.ところが温泉看板に移動して急激にテンションが上がる.
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! 2シーズン振り.
これだけでも出撃した甲斐があったというもの.
オオセダカマルカスミカメ.5mm.
詳しくはまとめ記事を参照.
前回に撮り損なった小楯板の盛り上がり.昔だったら「セダカ」ではなく「セ○○」と呼んだかもしれない(← Σ(゚д゚)オイオイ).「セダカ」で良かった.
ところで,差別語といえば.
平嶋義宏『生物学名辞典』によれば「メクラカメムシ」から「カスミカメムシ」への名称変更は「メクラ」問題ではなく,「複眼があるのにメクラでは一般に誤解を与えるから」という理由だったらしい.平嶋氏はこう述べている.
わたしはその理由を見て全く失望した.和名には命名規約がないから,自由に代替え案を提案してもよいのであるが,明治100年あまりも愛用(?)されてきた名前を,上記のような曖昧模糊とした理由でかえることには同意できない. (p.562)
表向きはどうあれ,根本には差別語問題があるに違いない.「単眼がないし,外国の呼び名でもそうなっている」の一言で説明は十分だし,それで納得できない人なんていないに決まっている.差別語問題を議論の全面に出したくなかっただけなのはないか.
もしわたしの邪推が正しいのなら,差別意識の根は救いがたく深いと言わねばならない.
口直しに(・∀・)カワイイ!!蛾のアップ3題.
マエキトビエダシャク.12mm.こんなに眼がでかいとは思わなかった.
お次は初見2題.
キバラエダシャク.15mm.普通種とのこと.死体めいているぞ.
(ヒメ?)クロホシフタオ.12mm.なかなか美しい蛾.低い場所にとまっていたため,交通量のそこそこあるところで横たわって撮り.そうまでしても同定の決め手のない時はしかたない.以前は2種が区別されていなかったというから,トーシローでは無理でもやむを得ない.
・キリバエダシャク(29mm).
やっぱり出撃は裏切らない.
※追記:この夜,オオ(オナガ)ミズアオ*1.