キリバエダシャク.ツノアオカメムシ.クロコウスバカゲロウ.ヨスジアカヨトウ.クヌギカメムシsp..コガタイチモジエダシャク.クロスジカギバ.キイロナミシャク.キバラケンモンsp..
さて秋.昼間は仕事で忙しくて公園なんて行けない.勝負は夜である.昨年の9月の記事を読み返して自分を元気づける.9月ならまだ虫は出てくるはずなのである.
<駐車場>
・ツトガ類,テンクロアツバはいつも通りのぼちぼち.
キリバエダシャク.前翅長21mm.秋の蛾.
学名は Ennomos nephotropa .属名が「法にかなったもの」.小種名が「(空に浮かんだ)雲+みたいな」.…
・エゾカタビロオサムシ.シロモンヤガ(17mm).秋に出てくる連中.
・鮮やかなハガタナミシャク(17mm).割愛.
8月28日に続いて,クロコウスバカゲロウ.翅長は31mm.前回とほぼ同じくらいの大きさ.
頭部の接写.
ふーん.こんななんだ.
美しい蛾.これも秋の蛾である.どこか早春のキリガを連想させる.
ヨスジアカヨトウ.前翅長18mm.
学名は Pygopteryx suava .属名は「尻+翼」.小種名は「快い」.
どこから飛来したものか.11mm.
クヌギカメムシの類.「サジ」か「ヘラ」かはわたしには調べられない.ひっくり返して交尾器を拡大して観察しなければならない.しかも♀だったりすると,そうやってもアウトである.
<温泉看板>
夏から秋にかけての蛾.昨年も9月の始めに見ている.
コガタイチモジエダシャク.17mm.この蛾は前翅頂(えぐれていない)と後翅外縁(深い切れ込みがない)でイチモジエダシャクと分別する.
学名は Agaraeus parvus distans .属名はよく分からない.キノコで話題になったアガリスクと同じ語源ではないかと思う.要するにキノコの類.小種名「小さい」,亜種名「違っている」.
撮っているときはオビカギバと混同.
クロスジカギバ.前翅長19mm.
学名は Oreta turpis .属名はヽ(´A`)ノ オテアゲ.小種名は「醜い」.
・不明ヤガ(11mm).未同定.「虫我掲示板」SOS.(´・ω・`)/~~.
※蛾LOVEさんのお墨付きでサッポロチャイロヨトウ.2日に貼り.
<覚生川通り>
・カマフリンガ♂.キドクガ.ウスイロカギバ.
シャクガだがなんとかなりそう.
キイロナミシャク.12mm.「みんな蛾」では北海道は分布からはずれている.
学名は Pseudostegania defectata .属名は「偽の+屋根のある」.小種名「弱々しい」.
高いところにとまっていた.駐車場の車に戻る.脚立を抱えて引き返す.
てっきりカラフトゴマケンモンかと思っていたが模様が違っていた.まいった.これはマズイ.袋小路の恐れ.
ニセキバラケンモンか,キタキバラケンモンか.さあ分からない.nabeさんのサイト「南四国の蛾」の「キバラケンモンとニセキバラケンモンとキタキバラケンモンの比較」を見ると,後翅を見ないとどうしようもなさそう.「虫我掲示板」でも蛾LOVEさんに同じ指摘をされて少し凹む.
まあ仕方ないや.キバラケンモンsp.で整理.前翅長20mm.感じるよりは小さい.
一雨あって,秋の蛾に移行し始めているようだ.さあ,シーズンは残り少ない.