キリバエダシャク.ツノゼミ.マダラカスミカメsp.マメノメイガ.クロミスジシロエダシャク.

 朝から飲んでしまって,昼前にダウン.夕方起きだした時には胃が壊れていた.もう酒はやめる.今月はもう予算が破綻しているのだ.
 というのも,先日,保育社『甲虫図鑑』が重版になっていることを偶然発見! ネットで注文するのにほとんど時間はかからなかった.給料日まではまだしばらくある….出費を減らせば何とかなるはず.(つД`).
 あー,公共料金関係忘れていた….預金を崩さないとダメかあ.


 今日は重く曇っているが雨は落ちてこない.アルテンのイベントは何とかできたことだろう.
 午後8時半.気温は19℃ちょいだが風が生暖かく感じられる.


 <駐車場>
 イベント会場の風下.風がジンギスカンの羊の脂の匂いを運んでくる.イベントは盛況だったようだ.
 蛾影は薄い.全く期待できない予感.
 ・分からないベニスジヒメシャク.同定の意思なし.

 コンスタントに見かけるキリバエダシャク.前翅長21mm.
キリバエダシャク♀
 触角がご覧の通り.この触角について,講談社『蛾類大図鑑』では,

触角は♂♀とも櫛歯状だが,♀では枝がごく短い. (p.563)

 これが保育社『蛾類図鑑(上)』では,

触角は♂♀とも櫛歯状だが,♀の櫛歯はきわめて短い. (p.281)

 なるほどこんなでも「櫛歯」なんだ.鋸歯に見えるのだが.

 ・ゴモクムシの類.不満足な画像.


 <温泉看板>
 ・遠目に見えていたカギバっぽい蛾は近づくと,同定できなそうなシャクガだった.スルー.
 ・蛾があれなのでカメムシ探し.ハネナガマキバサシガメ*4〜5.イネホソミドリカスミカメ*1.

 珍しい来訪者.
ツノゼミ
 ツノゼミだ.ブルドッグの顔に角を2本はやかした感じ.これで大きければ,ク○○○に負けていないのだが残念なことにとても小さい.顔を近づけなければ角が見えない.しかも,すぐに跳ねて逃げる.跳ねられるとサイズ的に追跡不可能である.
 これも1枚で逃げられた.この調子では結局,たまに虫ブログに画像が貼られるだけの虫でしかない.

 やっとカスミカメムシを見つける.マダラだ.
マダラカスミカメsp.
 ふたばの強力コテハン鶉氏の同定で(いつもありがとうございます),オオマダラカスミカメの類.7mmほど.
 鶉氏によれば♀とのこと.レスで詳細な解説をしてくださった.これが流れてしまうのはもったいないので「紙」で保存.HPに取り上げる機会があれば転載しよう.
マダラカスミカメsp.
 口吻が長い.どうやって使うのだろうか.


 <覚生川通り> 運動もかねて.
 ・一昨日あれほどいたカギシロスジアオシャクがすっかり消えている.
 ・街灯支柱の高いところにマエアカスカシノメイガ

 初見の蛾.メイガ.面白い模様である.銀色に反射している箇所は透かしになっているに違いない.
マメノメイガ
 マメノメイガ.前翅長11mm.ものすごくシンプルなネーミングで拍子抜け.検索をかけると豆類の害虫で沢山ヒットする.全くの世界的普通種らしい.どうして昨年に見つけていないのだろう.
 世界的といえば「UK Moths」の出番である.学名で検索(1401番).
 そっかあ〜,英名でも Mung Moth なんだ.Mung って Mung Beans(緑豆)のことだろう.要するに「豆蛾」である.
 せっかくだから,久しぶりに説明文をweb翻訳にかけてみよう.
 まず,エキサイト翻訳

ことによると豆科の野菜の中の回帰線から輸入された非常にまれな放浪しているか外来の種。海外では、それはこれらのタイプのプラントの病害虫です。そこでは、幼虫がさやにくり抜きます。

 Yahoo!翻訳

非常に珍しい浮浪者または外来植物種は、おそらくマメの野菜で熱帯地方からインポートしました。海外で、それはこの種の植物のペストです、そこで、幼虫はさやに曲がりました。

 とうとう曲がってしまったかー.大変だなあ.

 ・キシタミドリヤガ(19mm).下翅を見るどころか,現場ではキシタミドリヤガと気付かなかった.トホホ〜.

 いよいよ秋本番の蛾の登場.
クロミスジシロエダシャク
 クロミスジシロエダシャク.14mm.粗相をしたかのように下翅に黄色い染みがあるのが特徴.
クロミスジシロエダシャク
 完全に虫顔だあ.
 学名は Myrteta angelica .属名は「ミルト」(ハーブの一種.和名ギンバイカ.あちらでは結婚式の花の定番らしい.昔のフランスの詩とか読んでいるとよく出てくる)から.「ミルトを持つもの」とか「ミルトの香りがするもの」ぐらいの意味だろうか.小種名は「天使の」.えらい持ち上げようである.

 ・初めての蛾だと思って一生懸命撮ったらスジキリヨトウ


 正味1時間くらいの探索だった.