アオシャク続き(9).カギシロスジアオシャク.
昼から休暇を取って,自動車免許の更新準備やら修理から戻ってきたストーブの設置やら.
何だかとても眠いよ,パトラッシュ….
アオシャクもあと3種.
カギシロスジアオシャクは夏に一番よく出会うアオシャク.旬には毎晩のように数頭が灯火に訪れる.特に今年は多かったと思う.
2007年8月24日.
前翅長16mm.ベニシジミよりも少し大きいくらい.調べるとモンシロチョウは30mmある.モンシロチョウというのはやたらに大きいのである.
この蛾は色の緑のあせた個体を見ることが少ない.色素が丈夫なのか,それともあせる前に死んでしまうのかは分からない.
これは再掲.2007年7月21日.
横から.2006年7月29日.
横線が見えていないが,翅頂近くがえぐれている形からカギシロスジアオシャクと判断.そこら辺の蝶よりもずっと愛嬌がある.
再掲.2007年9月14日.
どうやら,7月と9月の2回のピークがある模様.北海道では年2化を実感できる蛾が少ないのだが,どうやらカギシロスジアオシャクは年2化と見なしていいようだ.
学名は Geometra dieckmanni .属名は既出の「尺取り」.小種名はどう見ても人名に属格の「 i 」をつけたものである.
ところでアオシャクは,ヨーロッパのサイトではさっぱり取り上げられていない一方,ハングルのサイトが沢山ヒットする.英仏は何とかなるけど,ハングルはヽ(´A`)ノ オテアゲー.
アオシャクというのはそもそも南方系の蛾であることが,ネット情報にも反映されている.