アオシャクあと少し(10).アトヘリアオシャク.

 苫小牧もやっと雪.札幌では大雪になって電車が混乱している(後でニュースを見ると,雪とは無関係だった)らしいが,当地は半分雨.被害はわたしが転んだくらいである.


 夜回りはまったくやっていない.カメラは放置状態.
 最近は延々と昨年からの画像ファイルを見返して,同定と,その日にブログに追記作業.蛾や甲虫を1日3〜4種のペースで絵合わせしている.順次貼っていく予定.


 オオアヤシャクはHPを見て貰うことにして除外するので,アオシャクはあと2種.ちっとも名残惜しくないです.飽きてます.わたしは飽きっぽいんです.
アトヘリアオシャク
 あれれ,これは「みんな蛾」に登録してもらったのと同じ画像だ.でも写りがいいからゆるしてもらおう.2006年7月26日.
 アトヘリアオシャク.前翅長24mm.ということは差し渡しで5cm.立派な中型蛾である.
 柔らかい緑の翅に外縁部が褐色.ギザギザしているのも面白い.
アトヘリアオシャク
 2006年8月9日.22mm.
 このデザインの絵解きをしてくれたのが「風の色,雨の匂い」のタロさん.コメントから.

葉っぱの端の方が枯れかかっているような感じの渋い雰囲気です。(2007/4/18)

 そっか,なるほど.全然気付かなかった.(つД`).頭悪いなあ.色といい,ギザといい,そんな感じだ.
 外縁辺りは,尾状突起や紋でアピールして捕食者の注意を急所からそらす部位だという先入観があった.


 学名は Aracima muscosa muscosa .属名は例によってわたしの力では分からない.「arachis 落花生」と接尾辞ma ? いや,変だなあ.小種名,亜種名は「苔むした」.