シャチホコ(21).エゾエグリシャチホコ.クロエグリシャチホコ.
ちょっとスランプで更新が滞った.仕事もブログも意欲が起こらない.酒を飲むことしか考えられないのだが,少し飲むとたちまち具合悪くなる.インシュリン注射は再来週から.
だらだら続いたシャチホコ勉強会もあと3回.同定のあやしい種に突入する.
これ.
07年6月5日.おそらく… エゾエグリシャチホコ.21mm.
「エグリシャチホコ」との区別が難しい.Matszさんの「ちょう・がのずかん」の「しゃちほこがのなかま」でも,この2種は「?」付きである(一番下の画像).
『蛾類大図鑑』では次のように記述される.強調は引用者.
【エゾエグリシャチホコ】
後胸部の冠毛の内面の毛は淡黄色を呈するが,次種(エグリシャチホコ)のように白色を帯びない.前翅は濃い赤褐色ないし紫赤色. (p.623)
【エグリシャチホコ】
後胸部の冠毛の内面の毛は目立って白色を帯びる.前翅は赤褐色ないし紫褐色,斑紋は前種(エゾエグリシャチホコ)と酷似する. (p.623)
ということで,横からでは色は分からないので上から.
おそらく黄色いがあまり自信はない.ましてや,横からの画像しか撮っていない個体ではオテアゲになっている.
同定には役立たないが正面.
顔つきだけだとヤガを思わせる.
次.これは今回シャチホコ画像をさらっていて新たに見つけたもの.
07年7月13日.クロエグリシャチホコ,だと思う.18mm.
『蛾類大図鑑』では,
体翅とも,前種(スジエグリシャチホコ)より黒色をおび,斑紋は不鮮明,後胸の冠毛の内面の毛は赤褐色,前翅の後縁も基部から中央部まで同じく赤褐色を呈する. (p.623)