06年の積み残し(3).ナカジロネグロエダシャクとネグロエダシャク.

 また体調不良で早退.月に2〜3日のペースで早退している.どうなってしまうのだろう.


 というわけで季節は秋.06年10月4日.夜20時の気温は15℃.冬よりもずっと暖かい.夢のようである.
ナカジロネグロエダシャク
 ナカジロネグロエダシャク.前翅長23mm.初出.


 同日,ネグロエダシャクも出現する.
ネグロエダシャク
 こちらは前翅長20mm.


 茶帯の下ライン(中横線)の形が違うので区別は容易である.
 講談社『蛾類大図鑑』の「ナカジロネグロエダシャク」の項.

前種(ネグロエダシャク)と近縁だが,一般に大きく,翅の色ははるかに白っぽい.前翅中横線は,第1室で角ばることがほとんどなく,後縁に対し垂直または少し外方に傾く.前種(ネグロエダシャク)では後縁部で内方に傾く. (p.541,強調・括弧内引用者)

 サイズ・色もほぼ対応.
 ネグロエダシャクは07年にも9月末〜10月初に4回観察しているが,ナカジロネグロエダシャクは06年のこの時切りである.


 学名はナカジロネグロエダシャクがRamobia mediodivisa,ネグロエダシャクがRamobia basifuscaria.
 属名は「枝で生活している」.小種名は前者が「中ほどで分割している」,後者は「基部が黒くなっている」である.和名がなんとなく対応している.


 というわけで,注射も打ったし,また寝ます.