ユスリカ+ミズダニ.
3月3日「新機出動.ユスリカ(ダニ付き).」に,「Faunas & Floras」の真神ゆさんからコメント.
ところでユスリカのダニなんですが、一寸野虫さんの掲示板に「ボウフラにつくダニ」が、ユスリカの成虫羽化に必死に食い下がり、幼虫時代から引き続き成虫でも伴侶となるに成功した写真がありました。
え……(゚д゚).
ボウフラにダニがつく?
早速検索.一寸野虫さんのところでは流れてしまっていて見つからなかった.他のところがヒット.
KATAKさんの「Katak-Katak BOX 生きもの観察にでかけよう!」内「コガタアカイエカの観察」に蚊に取り憑くミズダニのレポート.すでにボウフラ段階でダニがたかっている!
ユスリカに絞って再検索.
- 「自然観撮.org」のBBSに「ユスリカの蛹ですが」投稿.※リンク切れ.
- ハエ男さんの「ヘキサポーダリサーチ」内BBS「一寸のハエにも五分の大和魂」投稿「ゆすりたかり」.(投稿者が茨城@市毛さん,返信者がAclerisさんだったりする)
- ミズダニについては,どろおいみじんこさん「淡水プランクトンの世界」内「ダニ」の項が詳しい.
要するに,今回わたしが撮ったダニはミズダニであって,この類のダニは成虫では水中あるいは水際で捕食生活を行うが,幼虫期は水生生物に寄生するということらしい.
ユスリカの幼虫・蛹に取り憑き,脱皮時にユスリカ成虫に移行する.成虫の体から吸血しているのか,単に移動のために乗っているのかは分からない.最終的には水に戻ってダニ成虫になるのだから,♂のユスリカに乗ったものは分が悪いに違いない.
ここまで勉強して,あらためてダニ撮影へ.
緑ヶ丘公園は,今日は暖かい.正午.雪面はシャーベット状になっていてわたしの体重を支えられない.一歩ごとに足がはまり込んで,長靴の中に雪が入ってくる.
ユスリカは池の周囲に幾らでも飛んでいる.大体の感じでは♂20に♀1くらいの割合.交尾個体は見つからなかった.
ミズダニの付いた個体を探す.思ったよりもいない.
6mmほどの♂.
これは同一個体の逆方向から.両サイドにバランスよくダニがぶら下がっている計算.
沢山付いている.
今まで全く気付いていなかった.この時期のこのユスリカに特化しているのだろうか.シーズンを通してユスリカを観察する必要が出てきた(でも面倒くさい).