今夜もダメダメ.

 玄関先のヤナギの穂が顔を出しかけている.そろそろ苫小牧にも蛾が出てきたっていいじゃないか.
 糖蜜を仕込む.砂糖も煮直した.雨が降りそうな天気.


 30分後→→ダメ.虫反応なし.一旦帰宅して時間を潰す.


 そうこうしていると雨が降ってきた.本降りな感じ.
 急いで車を走らせ,糖蜜の脱脂綿を回収する.
 樹肌に直接蜜を塗布するのは抵抗がある.フロイト派で肛門期の性欲について,便を壁になすりつける例が用いられることがある.
 というわけで,脱脂綿を使っている.ただし,これは回収しなければならないのが厄介である.
 ※根本的に「虫に関心がある」こと自体が「性的抑圧」と結びつくのかもしれないがよく分からない.


 かくして,今日も蛾には出会えず.
 そろそろ精神が持たなくなるな.
 やらなければならない仕事を全部ほっぽらかして職場を機能不全に陥れたりする(一応これでもわたしは重要なセクションのチーフである)ならまだいい.学校に火を放ったり,野良猫を生き埋めにしたり,コンビニで万引きしたりするかもしれない.
 また苫小牧が三面記事で話題になるだろう.


 姿を現さない蛾が悪いのである.そうに決まっている.