6月4日補遺.クビカクシナガクチキ.クロコガネsp..ベニスジヒメシャク.シロテンエダシャク.

 時間に追われてほとんどやっつけでブログを更新していると,自分の中に毒のようなものがたまってくる.どのみち写真日記だからととりあえず画像を貼っておけば何とかなってしまうことは,マイナスでしかない.
 もっとていねいに書いていかないと,確実にそのむくいが自分に返ってくるに違いない.もう手遅れかもしれないのだが.


 とにかく仕事まみれ.1時に寝て3時半起きで頭に鈍い雑音が鳴り続けている.朝からずっと雨.小雨ではなく雨粒がはっきり白く見える.そんな状態でもルーティンワークならできる.
 夜には少し余裕ができる.土日に仕事を詰め込むことができるからである.でも雨.


 というわけで,一昨日の「機会があれば」画像.
 まず甲虫画像.

 ついつい測定を怠るが,5mm強.頭に水滴を沢山つけている.
甲虫
 見たことのない種類.ゾウムシではなさそうだし,コメツキとは感じが違うし.
甲虫
 甲虫は分からないなあ.投げだし ・⌒ヾ(*´_`)ポイ.
 ※コメントでμさんから「クビカクシナガクチキに見える」とのご指摘.なるほど… クチキムシなんてわたしの手に負えないや.いつもいつもありがとうございます.甲虫はディープ過ぎ.

 これも測っていない.ビロウドコガネとスジコガネの間くらいのサイズだと思った.
クロスジチャイロコガネ?
 クロスジチャイロコガネだろうか.厚みのある虫はピントがねえ.
 ※ここにもμさんから「クロコガネかコクロコガネ」とのご教示.「クロコガネsp.」という整理にします.重ね重ねの感謝!
 1枚しか撮っていないあたりが,わたしのコガネムシへの関心の乏しさを表している.夏になればここら辺は一面のスジコガネで足の踏み場がなくなるに違いない.今からうんざりなのだ.


 いかにも夜めいたマイナーさと,気力の本質的な不足が当ブログの最大の特徴.


 次は蛾.

 この類は同定不能ということになっているので,スルーしてしまうことも多い.
 ※蛾LOVEさんからコメント! 「ベニスジ」がボヤっとにじんでいればベニスジヒメシャクであるとのこと.勉強になるなあ.大感謝である.
Timandra
 ティマンドラ属のヒメシャク.この個体は翅の開き方が下手くそで,前翅後翅の線が段違いになっている.
 属名Timandraは,ギリシア神話に出てくるレーダー(白鳥に化けたゼウスと交わって卵を産んだ女性である)の娘.例のトロイア戦争の原因となった美女ヘレネーの異父姉妹である.ティマンドラにしても途中で旦那を取っ替えたりしているから,業の深い家系なのだろう.

 シロテンエダシャクの普通画像.4日の正面のものと同一個体.
シロテンエダシャク
 翅頂あたりに白い部分があるのが特徴だが,単に擦れているようにしか見えなかったりする.
 学名は Cleora leucophaea .属名はこれもギリシアの女性名.ペルシア戦争の時のスパルタの王妃の名前である.特筆すべきエピソードはないようだ.種小名は「灰色の」.つまんねえなあ.


 やっぱりいろいろと手遅れである.


 そういえば地元の文芸会誌から何か書けと手紙が来ていたっけ.ええと〜,わたしには無理なような気がするんですけど.


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