ホソバナミシャク.オオクワゴモドキ.カラフトゴマケンモン.シラクモアツバ.エゾカタビロオサムシ.エゾハルゼミ.キタクロオサムシ.キリバネホソナミシャク.アオウスモンコヤガ.

 仕事の締め切りが明日.きっと間に合わない.徹夜必至である.眠気覚まし用にアリナミンを買い込む.普通に買える薬ではアリナミンが最強であると唐沢俊一の本で読んで以来,年に数回はこの薬に頼っている.


 でも出撃はする.きっと後から困ったことになるよ.でも,どーせ間に合わないことでは変わりないんだ.


 <錦大沼公園駐車場>
 小さ目の蛾が数頭いたが,わたしの気配を感じて逃げる逃げる.分かったのはシロオビヒメエダシャクだけ.

 まずトイレの壁.おなじみの蛾,とはいえ1年ぶり.
ホソバナミシャク
 ホソバナミシャク.測定前に逃走されたが,知っている蛾だから大丈夫.
 どうも20mm以下の蛾は逃げたがってよろしくない.

 そういえばオオクワゴモドキの出てくる季節なんだな.この夜2頭.
オオクワゴモドキ
 22mm.なるほど,この角度だとクワコと感じが似ている.美麗とは言えないまでも,もっと注目されていい蛾だと思う.
 もう1頭は19mm.

 キバラケンモンとは模様が異なる.個人的にはこちらの方が好み.
カラフトゴマケンモン
 カラフトゴマケンモン.21mm.講談社『大図鑑』によれば寒地系の蛾.
 学名は Panthea coenobita idae .属名はおそらく,「すべての+神」から.種小名は「修道士」.ノンネマイマイといい,この蛾といい,白黒縞は修道院を連想させるらしい.
 亜種名は「イデの」.イデはギリシア神話に出てくるニンフの名.

 落ち蛾.数秒静止して(その間ではピントを合わせきれない),すぐに翅をばたつかせて走り出す(視野から消えてしまう).止まれ〜〜〜.
シラクモアツバ
 何とか撮れた.13mm.見覚えがない.初物に見える.
 帰宅後,調べてシラクモアツバ.名前に記憶がある.昨年の6月19日画像を再掲.
シラクモアツバ
 講談社『大図鑑』では「本種の場合外横線の形状も種内で安定しない(p.912)」とのこと.どうすればいいって言うんだ.

 ・アカハラゴマダラヒトリ(×).
 ・シロケンモン(23mm).
 ・アジアホソバスズメ(43mm).


 <アルテン馬場駐車場>

 31mm.ぼーっとしているエゾカタビロオサムシ
エゾカタビロオサムシ
 向こうにやる気がないのでどこまでも近寄れる.

 25mm.エゾアカガネオサムシ
 ※雑甲屋のKUMAさんからコメント.キタクロオサムシとのこと.感謝です.
 
エゾアカガネオサムシ
 逃げかけて縁石に上りかける.

 エゾハルゼミ
エゾハルゼミ
 ここで羽化したのではないと思う.このセミはよく灯火に訪れる.

 ・ヒメカレハ(18mm).
 ・セブトエダシャク(20mm).フトフタオビエダシャク(18mm).


 <温泉看板>

 ライトの下なので赤みを帯びている.ホワイトバランスを調整しようとして上手くいった試しがないのでそのまま撮る.目で見て赤くみえるのだからどうしようもない.そのままそのまま.


 キリバネホソナミシャク.逃走のため測定できず.
キリバネホソナミシャク
 翅を見ているとホソバとどっちだっかがどんどん分からなくなっていくが,胴体で判別.わたしの同定作業は「顔付き」とか「腹の模様」とか「脚の縞」とかにこだわることがしばしばある.
 だから同定の腕が上がらないのだとは思うが,あまり反省していない.


 13mm.コヤガだろう.夕日を浴びているような気分.
ウスアオモンコヤガ
 ウスアオモンコヤガ.初物ではなかった.初見は昨年の7月15日.ということは今後出会う可能性がある.


 <温泉駐車場>
 ・セブトエダシャク(22mm).ミミモンエダシャク(17mm).
 ・ヒメカレハ(18mm).
 ・トビマダラシャチホコ(×)


 コンビニでは例のコガネムシがちらほら.踏まれたりしているが故意ではないだろう.訪れる客の中で虫に目を向けるのはわたしぐらいだ.


 さて,2時間寝て仕事仕事仕事…… 


 仕事….


 ……

 (ノToT)ノ┫:・'.::・┻┻:・'.::・