ヘリキスジノメイガ続報.

 さて,今一番熱いのが,当ブログでも連日取り上げてきたヘリキスジノメイガである.札幌や苫小牧ではいつになく大量発生.少ないはずの関東方面でも結構目立つ存在になっているようだ(「みんな蛾」投稿参照).
 道東からも情報.北見のフリーペーパー「経済の伝書鳩」(地元ではチラシと一緒に新聞にはさみ込まれてくる)に8月11日,記事が載った.
 以下要約.リンクは早晩切れるだろう.

 「大陸からのガ、大量飛来 北見地方にいない種だガ…」
 ・北見にヘリキスジノメイガが大量に飛来している.中国大陸からジェット気流で運ばれてきて,低気圧によって北見に降り注いだものと北網圏文化センターでは見ている.
 ・この蛾は通常は大雪山を越えられない.北見では9年振りに確認.小清水でも見られており,北見管内の広い地域に広がっている.
 ・雨が上がった5日から,市民が環境課に苦情を寄せている(「虫がきらいで気持ち悪い」「害はないのか」「お客さんが気持ち悪がり、悪影響がある」),現在7件.
 ・センター学芸員は「週末には若干減ったようだが、いなくなったわけではなく、さらに雨後に別の群が飛来する可能性もある」,「このガの生態は解明されておらず、北見で産卵する可能性もある。その場合、幼虫はヨモギなどキク科植物の葉を食べるため、菊栽培への影響を見守る必要がある」と話している.

 蛾がちょっと多いぐらいで行政に苦情を持ち込むなよ,に一票.
 異常気象が云々ではなく,大陸では日本中にばらまけるほどとんでもなく大発生しているでは,にもう一票.