このところの本.ナシケンモン.

 虫撮りはサボり.というよりも毎日のように風呂敷残業を抱えていて,心の余裕がなかった.
 今月後半に読んだ本のリストだけ.

  • 『ハチはなぜ大量死したのか』,ジェイコブセン;文芸春秋,2009
  • 『人は死ぬから生きられる 脳科学者と禅僧の問答』,茂木健一郎・南直哉;新潮社,2009
  • 『Buddha's Law Among the Birds』,Conze;Motilal Banarsidass Pub,2002


 最後のものは中沢『鳥の仏教』の原書の英訳版.少しずつ読み比べている.原書がない(あってもチベット語は読めない)状態なので,2つのテクストを平行させて読んでいるにすぎず批評的な作業はできないのだが,それでも相違点が沢山見つかる.根本に関わる部分での解釈の違いがあると思われる.後発の中沢訳の方が,より新しいチベット仏教学の研究成果を踏まえているのかもしれない.機会があれば取り上げたい.


 虫ブログだからなあ.何か貼っておこう.
ナシケンモン Viminia rumicis
 昨日(25日)のナシケンモンの正面から.