8月9日補遺。ウスグロアツバ。フキヨトウ。ヒメセスジノメイガ。

 朝から夜まで,家周りで野良猫がにょんにょんみょーんと鳴いている。自宅前の道路でひっくり返って自らの股間を舐めたりしているから,そのうち,車を出すついでにひき殺すに違いない。その前にカラスやカササギやいじめられてどこか遠く遠くへ追われてしまえばより好都合である。
 ところでラーメン屋で読んだ週刊誌でペット税について触れられていた。
 根拠のよく分からない税である。社会的コストが問題なら「愛玩動物はすべて禁止」の方が分かりやすい。牛や羊や盲導犬,実験動物,養殖魚みたいのだけ営業的に許可して(盲導犬は福祉特例),あとはみんなダメダメにすればOK。
 (個人的にはわたしは人間の家族もいらない。まして鳥獣)
 株鍬なんて当然アウト。芋虫毛虫を拾ってきて食草と成虫とを確認しようとする研究的営為は自治体に届け出の必要あり。
 子供の情操教育? 保育園や学校に動物(盲導犬のなりそこないあたり?)を設置すればいいじゃん。担当教員を配置すればもっといい。
 そもそも人々はもっと獣を恐れたり畏敬の念をいだくべきなのであって,たまに河川敷に獣が出現したときに,人々が集まって「かわいい」を連発したり,ましてや「市民認定」したりするのはグロテスクな見せ物でしかない。相手ははじめから愛玩の対象ではない。


 というわけで,窓の外ではノンストップでにゃおみょんみょんしているし,スンスンスーン(´Д`)(゚Д゚)ハァの盆踊りの音楽も聞こえてくる(もちろん嫌い)し,虫撮りの元気なし。
 というわけで,昨日(8月9日)の補遺画像。

 おそらくウスグロアツバ。12mm。
ウスグロアツバ Zanclognatha fumosa
 夏場に最も普通に見られるアツバである。

 フキヨトウ。測定前逃走。
フキヨトウ Hydraecia amurensis
 内横線が環状紋のところで鋭角的に飛び出している。

 ヒメセスジノメイガ。12mm。
ヒメセスジノメイガ Sinibotys obliquilinealis
 「セスジノメイガ」に比べると,外横線の外縁からの出始めが直線的ではなくカーブしているという。


 コンビニの前で,例の甲虫の♀を拾う。立木へ移動。そんなところでは餌もないし,生きていけないだろうが,車に轢かれるよりはましだと考える。
 マダラヒカゲ蝶の死骸も拾う。道路端の草むらに放り込む。