縁があってボランティア関係のことに接触しているが,場違いである。本来ならわたしのような非社会的な人間のいる場所ではない。
 翌週のイベントの準備会議。会議でのわたしは単に資料をもらって来て,少しばかり名刺をバラマクだけ。
 障碍者であれ健常者であれ,人が大勢集まってにぎやかにしている状況は,わたしはことごとく嫌い。なんらかの関わりがなければ,わたしはこのようなイベントの半径1キロメートル以内に近づかないだろう。今回も裏方というよりも限りなく傍観者でしかない。趣旨にはいくらでも賛同するのだけども,でも生理的に負荷が大きい。


 会議は1時間ほどで終わる。
 牛丼屋では人々が次々と280円の新商品を注文している。自炊機能を持たない層なら外食が安価になるのは福音なのだろう。でもそんな客が大勢いるとも思えない。おそらくモノ珍しいだけ。
 価格競争なんてもういいよ。外食は高くついて当然だと思えばいい。しっかりした代金を取って,なによりも優先して従業員の労働条件を改善すればいい。


 「お客さま」,「お客さまのニーズ」だって? 反吐がでるぞ。働いている側の方がエライに決まっているじゃないか。