オルトシア属種不明。リトファネ属種不明。ホソバキリガ。ヒゲマダラエダシャク。ナカモンキナミシャク。シタコバネナミシャク。

 空はどよーんとしている。苫小牧は南風が吹いて潮の香りがすると確実に雨なのだが,風は西からのような気がする。
 夜になって,空はなんとか持った。でも風が強目。蛾が飛ばされてしまう。散々迷って,とりあえず出撃してみる。ハズレでもいいや。


<アルテン温泉看板>
 アルテンに近づいて風が弱まる。これなら蛾はいるな。これがあるから「ナンダカがナンダカましかばナンダカはのどけからまし」なのである。
 でもやっぱり目の前でウスバキエダシャクが風にどこまでも飛ばされていった。小型シャクガは無理。本命はヤガ。

 看板の表面は×。裏面に何か貼り付いている。10mm。
死骸
 うわー,全然分からない。しかも生きていないみたいだ。頭や胸に何か飛び出している。カビ系の寄生体だろうか。
死骸
 光の当て方失敗。
 掃除されなければ経過観察ができる。キノコとか生えてきたら面白い。

 ・エビグモっぽいの。こういうのは雨の日のブログの穴埋め用。


 今日は馬場駐車場と公園駐車場はスルー。できるだけ「欲張らない」「頑張らない」。どうせ残り時間は短い。どんなに頑張っても「途中でプツン」で終わる。


<覚生川通り>
 風があるのだけど,電柱に必死に貼り付いている奴がいるかもしれない。

 というわけでキリガが貼り付いている。
オルトシア属 Orthosia sp.
 分からない。(ノД`)(ノД`)。16mmでやや小振り。
 「ブナキリ」か「ミヤマカバキリ」か,穴狙いで「クロミミキリ」。同定も頑張らない。典型的なもの以外はおっかない。オルトシア属種不明 Orthosia sp.で。

 高所に蛾影。
リトファネ属 Lithophane sp. 
 ( ゚Д゚) ナンダコレハ? こういう蛾がいるとブログの更新がどんどん遅れるのである。
 ボロボロの記憶庫を引っかき回して,いや,でもハンノキリガとは違う感じ。こめかみが無闇に白く光っているので「シロクビキリガ」の可能性がある。シロクビキリなら初見。自重。縁があれば接写できるだろう。リトファネ属種不明 Lithophane sp.に止めておく。ヘタレともいう。

 落ち蛾。
ホソバキリガ Anorthoa angustipennis
 きっとホソバキリガなんじゃないだろうかと思う。18mm。

 ・高所に丸っこいシャクガ。第一感「フユナミシャク」なのだが,おかしい。そもそも見上げているので,翅型が不正確である。保留というよりは放置。

 電柱の裏側でかろうじて見えるレベル。撮ってみて,あ。
ヒゲマダラエダシャク Cryptochorina amphidasyaria
 ヒゲマダラエダシャク。触角の縞まで確認できる。毎年出てくるのだが,高いところが好きらしい。こんな画像ばかりになる。

 完品のナカモンキナミシャク。13mm。
ナカモンキナミシャク Idiotephria evanescens
 この蛾はライトを当てるとすぐに逃げてしまうことが多いのだが,今回は接写できた。気温が低いためかもしれない。

 赤点がないけれども,シタコバネナミシャク。16mm。
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana
 アルテン方面では赤点にならない個体の方が多い。ここら辺のやりとりは,09-01-01記事参照


 温泉の駐車場の落ち蛾チェックは不調。