6月25日の補遺。オビグロスズメ。

 苫小牧は変な土地で,時々珍し目の虫が出てくる。当ブログに毎年取り上げられる,ツマグロマキバサシガメもそう。わたしが投稿して同定してもらった「みんな蛾」のオビグロスズメも。


 わたしが採集して標本を作る人だったら学問的な意義が出てくるのだろうが,あいにくわたしは写真を撮るだけの人である。生き物を捕まえて殺すのも嫌だし,どうせ標本にしても整理できずにゴミにしてしまうに決まっている。どのみち正統の蛾屋ではなく,ネット時代になって広がった裾野に湧いてきただけのものでしかない。それでいいのだろうと思う。


 6月25日,アルテン馬場駐車場で5年振りのオビグロスズメ
オビグロスズメ Sphinx crassistriga
 前翅長25mm。
オビグロスズメ Sphinx crassistriga
 5年前に同定してもらったものと同種だと思う。同じブルーの眼。


 標本にしていつでも専門の人に確認してもらえるようにすること,そしてラベルを作成することで分布の物理的証拠を残すことが本来なのだろうが,わたしは3回シャッターを切っただけだった。
 きっと,もったいないのだろうな。