ウスベニスジナミシャク。トギレフユエダシャク。フタマタフユエダシャク。タマヌキトガリバ。シロフフユエダシャク。ホソウスバフユシャク。
※5月9日うp。
4日連続の出撃でだいぶん疲労してきた。でも今日も行かなければならない。昨夜よりもずっと暖かいからである。
公園。(糖蜜を仕込んだ後)電気カンテラで樹を照らす作業が始まる。
一目,ウスベニスジナミシャク。
苔色にキレがなくなっている。これは新物ではないなあ。苫小牧ではウジャウジャいた蛾だが,こちらではどうだろうか。
樹の根元近く。
この横線の仕様は,トギレフユエダシャク。わたしの知らない間に「フユ」が付加された蛾である。なるほど♀はフユシャク系短翅なのだが(未見),でも冬尺というよりも純粋に春の蛾だと思う。改名に不満票 ( ゚д゚)ノ■ 。
炊事場に移動。
街灯に蛾が舞っている。3頭ぐらいなのだが,それでもこの公園の蛾状況に不安を抱いているわたしにとっては夢のような光景である。さて近辺の蛾のとまりそうな場所を……。
電柱に一目,春トガリバ。トガリバは春に似合う。
紋に黄色味が入っているが,おそらくタマヌキトガリバ。これが遠軽での初めての非シャクガになった。
一昨日,フユエダシャクの♀を見つけた場所。
ひどくスレているが,シロフフユエダシャクの♂。♂がいたのだから,あれは♀で問題ないだろう。後はペアリング個体を見つければいいのだが,いつのことになるやら。
掲示板はまだブルーシートに覆われている。問題ない。案の定,蛾がとまっている。
初見蛾で,シャクガだろう以外のヒントがない。同定に時間がかかってしまったが,ホソウスバフユシャク。春の純正のフユシャクである。
翅をきちんと重ねていないので迷わされてしまった。
寄っておこう。
しらみつぶしに探せば♀がどこかにいるはずだが,体が疲れている。
・その上方にトギレフユエダシャク。
糖蜜はまたスカ。<教訓:遠軽の公園はシャクガばかりである>。
帰宅後,図鑑の上に頭からマダニが落ちてきた。血は吸われていない。この土地ではダニとも闘わねばならない。ユウウツだぞ。