アオシャク修正いろいろ。

 (いるとすれば)読み手にはつまらないのだろうけど,HP「yyzz2; 虫画像虫よもやま」の更新情報。
 リンクを無理に増やしているのだけれども,コンテンツがどう考えても需要の乏しい,ロングテールな価値を狙ったものなので,記事を何とかグーグルランク上に残しておきたいと思っているのである。
 だって,学名について調べたい人がある日突然出てこないとは限らない。知識がネット上の参照できる箇所にあった方がいいに決まっている。
 

  • Comostola属
    • 亜種名の記述を説明文中に格下げしただけ。
  • Dindica属
    • Butler のところの画像は,種小名に反して全然「緑色」ではない。ありがちなことではある。
  • Geometra属
    • カギシロスジアオシャクの種小名の“Dieckmann”が結局分からなかった。当時有名な政治家がいるのだが,どうやらそちらではないらしい。ハンブルグ在住のW. Dieckmann jr. という人物名がいて,命名者のグレーザーと一緒にアムール調査に当たっている「らしい」。政治家の息子かもしれないが,結局わからない。現在のところ,わたしの検索には引っかかってこない。
    • シロオビアオシャクの画像追加。現記載者の画像のものは,なんだかやたらに白い。標本を元に絵を描くので,アオシャクはとにかく白っぽくなる。
  • Hemistola属
    • 今回,属名の意図が解明できた。原記載様々。とはいえ,標本のスレだろうなあ。画像は困ったときの Seitz。
  • Hemithea属
    • 画像追加。ヒュブナーの画像の鮮やかさ。標本をもとに描いたに決まっていて,こんなに濃い緑のままのはずがないから,これは相当「盛って」いる。
  • Idiochlora属
    • 「ヒメアオシャク Idiochlora takahashii (Inoue, 1982)」。こういうのはまず画像は見つからないので空欄。
    • 「ナミスジコアオシャク Idiochlora ussuriaria (Bremer, 1864)」だとSeitz を使える。
  • Jodis属
    • 画像に空きが多くて懸案だったもの。
    • コガタヒメアオシャクとヒメウスアオシャクの現記載者はリンネ。「自然の体系」を読み返すのは久しぶりだった。文章はは単純で難しくない。リンネ本に画像なんてないので,そちらはまた Seitz 頼み。どちらも,そもそもがあせた感じ翅色なので Seitz ではほとんどクリーム色の蛾になってしまっている。
    • マルモンヒメアオシャクの原記載(Butler)確認。解釈はおそらく正しいと思う。画像は原記載論文から。今回もそうだが,画像付きの原記載論文は少なくない。わたしの下手な写真よりも原記載の方が価値があるような気がしてきている。

 
 タイトルなんかも,ちまちまといじっている(自分では有益なサイトだと思っているので,消えて欲しくないのである。グーグルとは見解が異なるらしい)。