No.1:トホシカメムシ.
さて,満を持して「カメムシギャラリー」がスタート.
冬期間の日記延命企画として,シーズン中に撮ったカメムシを順に紹介しようという趣向.20数種類分あるので,当分持つでしょう.
7月21日,札幌市円山動物園で.
1番手,といっても大したものではない.カメムシ科のトホシカメムシ.
まだカメムシに興味のない頃に撮ったものである.カメラ慣れもしてなかったし,手元に画像が1枚しか残ってない.あとはピンぼけで捨てた.
「トホシ」の由来は背中に黒点は10個ついていることから.ところがそんな知識は当時はなかったもので,この画像はせっかくの特徴を捉えていない.かろうじて前胸の星4つが写っている.撮影時にはなぜか口吻を写すことにこだわっていたような記憶がある.無知とはそういうものである.
こいつは大きくて見栄えがする.いかにもカメムシという感じ.肩の張り出しも前方へ曲がっていて申し分ない.もう1回り大きければもっと格好いいのだが.ところがこいつ,やたらと動作がとろく,だるそう.カメラを近づけると,嫌そうに,のろのろのろのろと逃げる.カメムシはいざとなれば臭いを発して身を守るので,俊敏に動く必要がないのだろう.
『日本原色カメムシ図鑑』によると,「夜間灯火に飛来する」なんて書いてある.こんな大きいのが来ていたら楽しいだろうな.
ふた○に貼ったとき,「さつまいものお菓子かと思いました」のレスがあった.上手いことを言うものである.