ニャントロ星人β来襲.オオハガタナミシャク.キ(ミヤマ)アミメナミシャク.【写真日記虫】

ニャントロ星人β

 ガスの出た夜,駐車場に再びニャントロ星人が出現.前回とは違う奴だ.「ニャントロ星人β」と呼んで区別したい.やはり近くに秘密基地が?

 錦大沼公園駐車場.20時半頃.
ウチキシャチホコ.地面で羽ばたいていた.
★はじめは翅を立てて留まっていた.サイズはシジミチョウほど.しかし撮ってみると,やはり蛾の顔である.3分ほどで翅を開いた.初物である.

 オオハガタナミシャク.特徴は,前翅外横線(外側の白線)が中ほどで「Λ」型に尖っていること.ごく普通種らしい.
 学名は"Ecliptopera umbrosaria",「欠けた部分+影のある場所(日陰?)」.属名も小種名もネガティブである.
 「苫小牧研究林」の報告によれば,苫小牧では多産の模様.末永いおつきあいを.


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★17mmほどながら鮮やかな筋模様の蛾.

 こういうはっきりしたのは『蛾類大図鑑』の図版でいきなり探す.キアミメナミシャクミヤマアミメナミシャクかどちらか.

(キアミメナミシャクは)♂の後翅表面に特殊な鱗粉による紋がない.その他の点で外観上前種(ミヤマアミメナミシャク)と区別することはむずかしい.(p.485)

とのこと.判別断念.当ブログでは便宜上,「キ(ミヤマ)アミメナミシャク」としていきたい.「ミヤマ」は北海道では普通種なのである.
 属名は"Eustroma".「良い覆い」である.辞典にはストロマについて「ベッドの上掛け」なんて訳語も出ている.ひょっとして,そっちの模様のつもりかもしれない.


 奥駐車場は不漁.
☆赤いコガネムシ.夜に歩くケバエ.


 帰路,道路に轢かれたニャントロ星人γが.そちらの写真は撮らなかった.