初夏の公園一回り.ウスバシロチョウ.ヒメクモヘリカメムシ.カメノコハムシ.マダラカスミカメ.シマアオカスミカメ.シロアヤヒメノメイガ.【写真日記虫】
少し風はついているけど,申し分なく暖かい土曜の昼前.体調も悪くない.
こういう日は緑ヶ丘に行ってみよう.蝶分が補給できるかもしれない.
<緑ヶ丘公園>
おやおや,今年もだ.熊注意の看板(右上).立ち入り禁止区域設定はまだのようだが,時間の問題だろう.行動の自由を奪われるのはうっとうしい.
バーベキュー場の裏手から岡への入り口まで.ここは,日陰のゴミ置き場から木陰を経由して野草の小さな花畑まで.虫的にはゴミムシ・ハエトリグモからイトトンボ・蝶のラインである.
☆木の葉にルリハムシ.ゴミ置き場界隈にゴミムシ・ヨツボシヒラタシデムシ・ハネカクシといった捕食性の甲虫.
☆青い短めのイトトンボ沢山,種は不明.足下からは卵の袋をさげたコモリグモ ω(=゚ω゚)ノ がいくらでも跳び出してくる.
★陽の当たる葉っぱのうえにカメムシの幼虫が点在.顔つきからはトゲカメムシに見えるがどうだろう.丁度居合わせた成虫と並べてうp.
※追記:また間違えている.成虫はクチブトカメムシである.
★ヒメクモヘリカメムシ.
腹部が異常にふくれている.線虫でも詰まっているのかと思って,ふたばに貼ったところ,強力コテの方から「卵を持っている」とのレス.安心.
★蜘蛛やハエを撮っていると,蝶の影が.白い大きい蝶だ.
有名な蝶.ウスバシロチョウである.4枚シャッターを切ったところで飛び立って,林の奥へと消えていった.
ゆっくりと空気を打って,文字通りの舞う感じ.蝶を「てふてふ」と呼ぶのは,空気を打つ様子からだという説がある.
カメムシ成分に続いて,蝶分も充填完了.
コースは池の横の切り立った斜面を右手に見ながら木の小屋のトイレへ向かう.ここは木の匂いがするためか,カミキリなど林の虫が出てくるのだが,今日は不発.
☆チャタテムシの幼虫.おそらくはスジチャタテの類である.クローズアップでの接写練習.ふたば逝き.
池の端っこの少し木が鬱蒼とした地点で折り返して反対側の林道入り口へ.
☆テントウムシ? ノミハムシ? 2mmない.ふたば逝き.(#゚Д゚)/~~.
☆オオヨコバイの類が足下から飛び出す.先週にはなかったこと.
☆緑の眼の双翅目の交尾.ジョウカイボンの交尾.
★ジンガサハムシがその異貌によってTVニュースで先日取り上げられていたが,これは同系統の虫のカメノコハムシ.こちらはまあ普通といえば普通.
☆見事に色づいたワカバグモ♂.ふたば逝き.(#゚Д゚)/~~.
★カスミカメ2種.詳細はまたシーズンオフにでも〜.
マダラカスミカメ(と思う).
シマアオカスミカメ.イネ科の上で遭遇.主ホストは違う植物のはず.
今日は初見カメムシ3種で大満足.
1周残り1/4.右手の柵の向こうは草ぼうぼうの私有地.柵ぎりぎりまで植物が虫と一緒にはみ出してきている.
★立派な口ひげをはやかした黒ずくめの虫.
さて分からない.蛾のように思える.毛の具合からトビケラかもしれないが,昼間である.
ふたばへSOS.(#゚Д゚)/~~.
しばらくしてレス.ただ外国のサイトのurlが貼ってある.飛んでみると,これまた立派にカールした黒口ヒゲ殿が.ヒゲナガトビケラ科だった.カイゼル髭のトビケラなんて手元の図鑑には載ってないぞ.日本のサイトにも画像がないし.
アオヒゲナガトビケラ.
★昼の蛾.
シロアヤヒメノメイガである.
ところで昼間の蛾はすぐに逃げたがっていけない.外敵対策なのだろうか.だとすると,どうにもせちがらいなあ.
元の駐車場着.疲れた,お腹がすいた.