「みんな蛾」頼り．マエグロツヅリガ．ツマキシロナミシャク．ツマジロツマキリアツバ．【写真日記虫】

　毎日のように，雨，雨と書いているが，今夜も雨っぽい．苫小牧はプチ太平洋側で概して北海道離れした天気なのだが，それにしても湿っぽすぎる．

＜温泉看板＞

テントを張り損なってつぶれてしまったような三角形の個性的なスタイル．アツバだと思いこんで同定に手間取った．

マエグロツヅリガ．メイガ科ツヅリガ亜科である．かってはノメイガに分類されていた．要するに曖昧なよく分からない奴なのであろう．
よく似た種にフタスジツヅリガがいるが，分布と下唇鬚の向き（下向き）からマエグロと判断した次第．

　アオシャク＊２．１頭はカギシロスジアオシャクだが，もう１頭は不明．アオシャクがこんなに普通にいるものだとは昨年は知らなかった．まして，普通の人はほとんど見たことがないだろう．

草の上．同定不能なabraxas属ではなさそう．腹背も白い．撮り．

ツマキシロナミシャク．図鑑の，シャクガの標本写真を見ていくと，こういった白地に黒模様の入ったグループが３箇所出てくる．どうも不安である．
まだら模様というのも，蛾嫌いの人には強くアピールするのだろうなあ．

　常連．いつもいるキドクガ．ヨツボシノメイガも連日１頭ずつ．クワゴモドキシャチホコ．
　ウスベニヒゲナガ♀（もう間違えないぞ！　７月２日記事参照）は灯火では初めて見た．

７月１６日の，ミツボシツマキリアツバと似た感じの蛾．

ツマジロツマキリアツバ．外縁の白模様より基部の黒点の方に眼が行ってしまう．
翅を斜めに立てて，枯葉の花のよう．

＜馬場駐車場＞
　昨夜に優ってアワフキムシだらけ（右上画像）．踏みつけそうでおちおち歩き回れない．注意して足を運ぶが，それでもかなり踏んでいそうだ．

　分かりそうでやっぱり難しい蛾が連発する．
　ウスクビグロクチバ（？），センモンヤガ（？）．「みんな蛾」逝き．( ´∀`)/~~．
　小さいヤガは，キクビヒメヨトウだと同定してもらう．感謝．

　ここでもキドクガ．リンゴツノエダシャクとキタウンモンエダシャクといった大物たち．
　ベニスズメ．好きな蛾の一つ．

　不明蛾２頭．１頭はおそらくコヤガ，もう１頭はヨトウっぽい（付記：クロミャクホソバ）．未同定フォルダ(#ﾟДﾟ)/~~．

　オオミズアオを見ていない．ようやく切れたか．