アマヒトリ記事書き足し．

　体調不良で早退して寝ていると，（こちらのアンテナでは）「MothBlog」のがいすとさんからメールが入った．
　HPの記事「アマヒトリ」についてのありがたい情報である．

　アマヒトリは分類的にやっかいな蛾で，日本の種はかつては，Phragmatobia fuliginosa amurensis（アムレンシス亜種）（うっとうしいので以下あえてイタリックにしない）とされていたものが，現在はPhragmatobia amurensis amurensis（原名亜種，北海道と極東ロシアに分布）とamurensis japonica（日本亜種，内地と朝鮮に分布）に格上げになっている．もともとのfuliginosa種はヨーロッパ方面に限定となった（とはいえオリエント側には別の亜種がいるらしい）．

　それで，である．がいすとさんによると，ヨーロッパに限定されたフリギノサ種にも和名がつけられていて「ガンソアマヒトリ」であるそうである．
　Σ(ﾟдﾟ)．「元祖アマヒトリ」？！

　というわけで，そういう話を付記としてＨＰに書き足し．いい案配にサーバーは落ちていなかった．

　もともとが，話題になりにくいマイナー気味の虫に関する情報提供を目的の一つとするＨＰだけに，がいすとさんのサポートは大感謝だった．
　（面白ければガセでも…　いやプリニウス『博物誌』じゃないし…　でもそれはそれで…　どうせわたしの視点関心は近代科学以前のそれなんだし…）