浦河(2)初日の夜.ムラサキエダシャク.シロテンシャチホコ.クロミミキリガ.【写真日記虫】
というわけで,延々とバスに揺られていく.窓から見えるのは海と牧場.牧場の馬は3:5で子馬.親馬も悠然と草をはんでいる.レースだの何だだのなしに,ずっとああやってのんびり牧場で暮らすことができればいいのに.
浦河の山奥の宿舎についた.安いのと静かなのが取り得.この2つは何ものにも代え難い.
前年にここに来たのは8月25日.虫もだいぶん違っているはず.
庭の小さな池には魚はおらず,のぞき込むとアメンボとマツモムシミズムシとヒメゲンゴロウ.貝ミジンコが大発生している.
ゲンゴロウは浮いてこないので撮れず.アメンボとマツモムシミズムシは明日回し.
夜,同室の同僚に「ちょっと遊んできます」と言って出撃.同僚はどう思っているのかは知らないが,わたしの趣味については承知している.
蛾の出具合はこの田舎にしてはお世辞にも良くない.寒いのだと思う.
いつものムラサキエダシャク.
前翅長20mm.小さいけれど見栄えのする蛾(宣伝:HPに記事あり.よろしければ( ゚д゚)ノ ドゾー)
・アカハラゴマダラヒトリ.シタコバネナミシャク.
旗竿の紐でばたばたしていた蛾.静止すると,これはシャチホコスタイルである.20mmジャスト.
緑がかったシャチホコは初めてだ.幸運なことに宿舎の玄関のところにもう1頭同じ蛾が来ていた.
同じく20mm.帰苫後,シロテンシャチホコと判明.ヤガを思わせる美しい模様のシャチホコ.やっぱりシャチホコは面白い.
撮影時はカバキリガと即断.よく考えるとサイズが合わない.前翅長14mm.
どうやらクロミミキリガ.色彩に変異が多いらしいが,サイズの小ささ(北海道産は特に顕著とのこと)と亜外縁線(一番外側の線)あたりの黒帯の具合から.
21時半にライトが落ちた.撤退.後は明日の楽しみ.