浦河(3)〜2日目.ムラサキエダシャク.ハグロケバエ.ミズムシ.ヒメアメンボ.ミミモンエダシャク.アマヒトリ.ブチヒゲカメムシ.エゾオオマルハナバチ.ホソバアツバ.【写真日記虫】

 朝食前点検,朝6時.昨夜の残留物件探しである.
 今日も晴れ.今日も風はやっぱり冷たい.

窓の高いところにムラサキエダシャク

おそらく知っている人にしか見えない小さな枯葉の花.

 ・ワラジムシアカハラゴマダラヒトリ.同定後回しのシャクガ( ̄ー ̄)/~~.
 ・シーズン初のアカヒゲドクガ(31mm).これから苫小牧でいくらでも見られるはずなので画像割愛.

 ケバエが出てきていた.無闇に真っ黒である.

ハグロケバエということで.「♂は眼が大きいの法則」から,これは♂.
 ♀も見つけた.こちらは実は夕方に撮った画像.

15mm.色合い以外はほとんど別の虫のようだ.ujiharaoさん「カメムシも面白い!!」の「クロモンサシガメ」に画像では一見似ているが,分布が合わないし,そもそもこちらは平均棍がのぞいている.これももうじき職場周りに沢山出てくるはず.(どうでもいいトラバでごめんなさい).

 朝食を済ませて,懸案の小池.

 呼吸に上がってきたところ.

 背を上に向けた状態で浮いて来なかったので同定できず.
 ※コメントに風林火山さんからありがたいコメント.マツモムシ科であるとのご指摘.水中での背中の模様が違う+水中では表返し→ミズムシと即断したもの.無知は恐ろしい.北隆館本では分からない
それでも水中では裏返しで泳いでいないのでミズムシsp.とまでは判明.マツモムシ系なら水中でも動物園のプールで泳ぐアザラシみたいに裏返しのはず.
 「ミズムシ」にはこの「半翅目の昆虫」と「ワラジムシ目のエビみたいの」と「皮膚病」の3種類あって紛らわしい.

 左の個体は数えると脚の数が合わない.もう1頭が背中に貼り付いて交尾中である.

 アメンボも交尾中.
 ※風林火山さんからここもコメント.ヒメアメンボではないとのこと.となると,交尾器調べが必要になる.うーん.水生昆虫の同定できた振りはホントにやめよう.風林火山さんはアクセス解析でのリンク元から推察するに◎の専門家である.それにしても専門の人の指摘にはつくづく感謝.こういう方々の善意に支えられて,ネット上での正しい知識が蓄積されていくのである.
サイズと触角からおそらくヒメアメンボ

 一回り小さい♂が♀をがっしり抱え込んでいる.♀の前にあるワラジムシが♂によるプレゼントなら面白いのだが,関係ないだろう.


 「うらかわ優駿ビレッジAERU」の広場にて.
 ・正面入り口の所にニッコウエダシャク・大きなガガンボ.昨年もここで数頭の蛾を見つけている.夜間ライトアップされているとおぼしい.

 初見の蛾 (゚Д゚) ハケーン.

ミミモンエダシャク.前翅長20mm.
 はじめカギバガから探してしまった.シャクガ科の,どちらかというと寒地系の蛾.
 紋が原始人の洞窟壁画の牛の絵に似ているのが特徴(嘘).
 正面からの画像は「*--蛾飢道談話室--*」の[5545]に投稿(ゴミがひどい.(ノД`) ご覧になりたい方は下の検索から).

 フキの葉の裏にアマヒトリ

前翅長15mm.夏の蛾のはず.フライング気味だと思う.

 ・おなじくフキにエゾアオカメムシ


 宿舎に帰還.

 毛深い.

タンポポの実にブチヒゲカメムシ.小豆色のいかにもカメムシらしいカメムシ.都合3頭見つける.

 エゾオオマルハナバチ

 虫の知識のない北海道民が「熊ん蜂」と呼んで異常に恐れるのはこいつである.本家のクマバチは分布していない.確かに大きくてo(・∀・)oブンブンいうのだが,危険なハチではもちろんない.
 北海道ではセイヨウオオマルハナバチとの交雑が問題になっている種でもある.これについては「遺伝子工学実験棟トピックス」の「導入生物の生態影響」参照.

 ・その他,ナガメ沢山.すぐ逃げる.飛ぶ.


 夜.この日,本来は施設の休館日なので,正面の灯りが消えていた.というわけで真っ暗.窓の明かりが頼り.

 ホソバアツバ

前翅長17mm.この夜は2頭確認.

 ・他の蛾はカギモンヤガカバナミシャクsp.(10mm).


 明日に続く.