ツマキリエダシャク.シロスジシャチホコ.ヒメカレハ.クロテンシャチホコ.【写真日記虫】

 風はほとんどない.空気は少しもやがかかっている.11日の月が明るいとはいえ,蛾撮りにはまずまずの夜.


 アルテン.いきなり真っ白なアカハラゴマダラヒトリがいる.

 その横.ネットでは見覚えのある蛾.リアルでは初見である.

前翅長17mm.ツマキリエダシャク.角材の角をまたいでいるので,鋭角的なスタイルが一層強調されている.どうやら新鮮な個体だ.

 ・隙間に挟まって,ヒゲナガカワトビケラ.この夜は3頭.まだ旬とは言えない.
 ・カバナミシャクかと思ったら,ボロけたホソバナミシャク.確認しようとしてのぞき込んだら逃げた.(6月1日に貼り)
 ・バタバタ飛んでいた大きめの蛾が止まったと思ったら,スレスレの線が分からなくなっているニッコウエダシャク

 看板の裏に回ろうとして,大物キタ━━(゚∀゚)━━.

 いや,サイズが大きい訳ではなく,シロスジシャチホコ.前翅長は18mm.「タテスジ・ナカスジ・シロスジ」でシックなシャチホコ三兄弟である.
 中〜小型のシャチホコは横からの舟型が醍醐味.不十分ながら横からのアングル.

 冠と翅基部の,茶と白のコントラストが見せ場.

 ・ワイヤの保護カバーの上に20mmのオオバコヤガ.あれ,初物だ.「への字」の腎状紋が目立つ.でも地味なので後日.雨の日とかに貼ろう.|Д´)/~~.
 29日に貼り


 駐車場.

 舗石の上に座薬のような形のヒメカレハ.2頭確認.17mmと19mm.

 上から見ると金魚のような潜航艇のような.

 小屋の前のベンチに3頭目.これは見るからに大きい.

前翅長が26mmもある.これは♀に違いない.大きいのはたいてい♀なのである.クワガタも♀が圧倒的に大きければマニアたちはどう考えるのだろうか.櫛歯の短い触角からも♀で大丈夫.

 下翅のはみ出し具合も堂々たるものである.厚みもありそうだ.

 引き返す途中に初見シャチホコ

18mm.上から見てもシャチホコは冴えない.点々があるだけ.
 横から.

帰宅後,すぐ調べがつく.クロテンシャチホコ.先日「シロテン」を撮ったばかり.これで「白・黒・筋・点」といろいろと素材が揃ってきた.


 そろそろ収穫にお腹一杯になってきたが,とりあえず覚生川通り(「覚生」を読める人は地元民か難読地名マニアだと思う.答えは→「おぼっぷ」(範囲指定で網をかけてご覧下さい)).
 ・カギモンヤガ(21mm).シロテンエダシャク(19mm).
 ・図鑑では何回見てもウスバミスジエダシャク(19mm)に思える.でも波線の鋸歯具合が足りないようでどうにも不安である.貼りは後日に(6月1日に貼り).