ギンモントガリバ.
帰宅が8時半を回った.いつもなら出撃開始の時間だ.もういいや.薬を飲んで食事をして酒を飲んでしまう.
というわけでお蔵だし.こういう日だって必要なのである.
22日の記事で「オオバトガリバのスレ」と誤同定したギンモントガリバ.前翅長23mm.
ネズミ色の感じがスレを連想させたのだが,もともとこんなであるらしい.そのつもりで見れば,なかなか渋い色合いに思えないこともない@二重否定.
何で気付いたかといえば,腹背の黒ポチ.オオバトガリバにこんな毛束はない.あれれと思った.講談社『蛾類大図鑑』では
腹部背面第3節には毛の束がある. (p.422)
と明記されている.あとは類似の蛾の背中チェック.大丈夫,ギンモントガリバ.
「ギンモン」にはギンモンシャチホコやギンモンカレハのような強烈に銀紋している蛾がいたり,ギンモンミズメイガのように小さいながらちゃんとした銀点をそなえている蛾がいる一方,このギンモントガリバのようにさっぱり銀紋していない蛾もいる.
ちっともピンとこないネーミングだけれども,とりあえずガンバレ.