ホソバナミシャク.シラホシコヤガ.ウスベリケンモン.ウストビモンナミシャク.シロヒトリ.
昼はあれこれとだらだら過ごしたので,このままの勢いで夜もサボってしまおうかと余程考えたのだが,1日家に引きこもっているのもあれである.
なあに,軽ーく出撃.頑張らなければいいんだ.
<温泉看板>
今日も小さい蛾が多い.まだ夏本番とはいかない.スジコガネがうるさい.危ない.邪魔.
ホソバナミシャク*2.前翅長14mm.
普通に留まっているときは壁に貼り付き状態になるので顔はなかなか撮れない.今夜は幸運である.嫌々家を出たときに限ってこういう幸運が生じる.わたしを虫に深入りさせて,ずるずると破滅させようという罠かもしれない.
これもスレのない完全体.どうしてこれもなかなか美しい.
ウスベリケンモン.23mm.ケンモンガ科というマイナーな科なので,初めての時は同定に失敗した記憶がある.
第1印象は「平べったい蛾」.背中がテントの山型にならないで,上から軽くプレスしたみたいに平らになっている.
こちらはちょっと明るく撮りすぎた.上からは昨年撮っているので,斜めから.
ウストビモンナミシャク.16mm.反っている.鳥に攻撃される時,まずこの反り返った腹の先端を狙われるに違いない.頭を攻撃されるよりは,運が良ければ逃げられるかもしれない.でも腹をやられると交尾も産卵もできなくなるだろうな.生きのびても仕方ないのでは.
・分からない(調べる気力の起こりにくい)シャクガ*2,未同定( ̄ー ̄)/~~.
・面白い背中赤丸のハマキガ.恐るべきことにあんなに個性的なのに類似の蛾が沢山いる.だからミクロは… ブツブツ….しかも「みんな蛾」にピッタリのがない.やむなく『大図鑑』で見当をつけるが「みんな蛾」に画像がない.やむなく「Digital Moths of Japan.」に移動して「ニセハギカギバヒメハマキ」(ひどい語呂の悪い名前である)との判断.「みんな蛾」でOKをもらってから,こちらに貼る予定.
※ハマキガのプロのがいすとさんからOKをいただいた.感謝!(7/17)
<駐車場>
・シロケンモン(20mm).キドクガ.
シロヒトリらしい白い蛾が落ちていた.年に何回も何回も出会える蛾ではない.
前翅長30mm.確認のためには腹の模様を見たい,赤黒の点があれば確定.かわいそうだが少しつついてみる.と,パニックを起こして走りだした.
シロヒトリ確定.もう落ち着いてもらってかまわないのだが,一向にストップする気配がない.翅をばたつかせながら走り回る.放置.後味がすこぶる悪い.
・スモモエダシャクがいたが,フラッシュよりも速く逃げられる.
温泉看板に戻るも収穫なし.カギシロスジアオシャク*2.
<この日の大きめの蛾> セダカシャチホコ.クルマスズメ.エゾシモフリスズメ.モモスズメ.オオミズアオ.オオミズアオは移動させようとしたが失敗.街灯の灯りに向かって飛び立ってしまった.結局は舗装へと落下してしまうだろう.