【7月14日補遺】アオカミキリモドキ.ハムシダマシ.マツシタトラカミキリ.ワモンナガハムシ.クヌギカメムシ.セアカツノカメムシ.トゲカメムシ.センブリsp.
青空.台風4号は北海道に何ら影響を与えなかった模様.公園での駅伝大会はつつがなく行われたに違いない.
今日は昼の虫撮りはなし.ブログを書いて,洗濯して,昼寝して.画像をため込みすぎないことも生きる知恵なのである.今日サボったためにレア物と出会い損なったとしても,縁がなかったということにすぎない.縁があるなら来世に撮れるさ.
もう人生残り少ないのだから,やり遂げられることはほとんどない.結局はどれもこれも中途半端で投げ出すしかない.できなかったことが幾つか増えたってどうということはない.
夜は行くよ.
14日の続き.
【甲虫】
アオカミキリモドキ.子供の頃から知っている虫.体長14mm.
毒虫として嫌われている.カンタリジンを分泌するのはこの虫だけではないのだけど,灯火によく飛んできたり,色が鮮やかだったりするものだから目立って損をしている.
さて害虫系サイト.「イカリ消毒|これであなたの家から不快な害虫がいなくなる」の「カミキリモドキ類」の記事によれば,身体に止まった虫を知らずに潰したり刺激すると、毒液を分泌し炎症を起こす。症状は、2〜6時間で痛みと水ぶくれを生じ、やがてこれが破れて乾燥するとともに、カサブタができてかゆみを伴い、2週間前後で治癒する。
防除法は「網戸をつける」(まあそれはそうだろうな),「近紫外線を遮断するフィルムを窓ガラスに貼る」(畳が色あせない効果もあるらしい)などだそうだ.
去年から宿題だった虫.やっと上手く撮れた.種名も判明した.
ハムシダマシ.体長6mm.意表をつくネーミングだなあ.露骨過ぎー.ハムシダマシ科である.謎の甲虫がまた一つ増えた.
どんな葉っぱの上にも葉虫然と鎮座している虫である.しかも沢山いる.確かに顔つきは葉虫とは違うようにも見えるが,小さいから分からない.特定の植物に依存しているようでもないから,何を一体食べて生きているんだろうか.調べても分からなかった.
マツシタトラカミキリ.14mm.
いたから撮っただけ.ひどいもんだなあ.カミキリムシも優先順位が低かったりする.ただのひねくれ者である.
5mmを切るとわたしの腕前では厳しくなる.これが限界.しかも風があったし.
ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
ワモンナガハムシ.4mm.
わたしがかつてフタツメゴミムシをハムシと勘違いした伏線に,このハムシの記憶があったに違いない.
【カメムシ】
クヌギカメムシがいた.12mm.ササの葉の上にである.
? このカメムシは北海道では(クヌギがないので)カシワやミズナラの虫である.見上げて分かった.ミズナラの枝が張り出している.落下したものと見える.
この日,あちこちのミズナラの下の草の上に8頭ほど見つけた.デフォで落ちまくるらしい.これからどうするんだろう.時が満ちたと決断した時,頭上の樹へと飛翔するのだろうか.
以下,どうということのない定番画像だが,カメムシ撮りはテーマの一つなのである.
セアカツノカメムシ.13mm.
色がしっかりしているので大きく感じるが,実はたいしたことない.
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トゲカメムシ.計らず.
もう幼虫は見つからない.この日*6頭.
このカメムシは9月一杯まで見かけることになる.(もっとも秋にはかなりの確率で寄生バエの卵を背負っていて,見ていてユウウツではある).
その他.
池の水源あたりの石の上.頭がカワゲラ,翅がトビケラの虫.翅長13mm.
センブリsp.だった.北海道にはセンブリとキタセンブリが分布するとのことだが,もちろん区別できない.
それにしても見事な翅脈だなあ.さすが脈翅目.このグループには他に,ヘビトンボ・クサカゲロウ・ウスバカゲロウがいる.
−−−−−−−−−− 16日の夜出撃に続く −−−−−−−−−−−