スジキリヨトウ.ミドロミズメイガ.ウラジロアツバ.アカヒゲドクガ.モンキアワフキ.ベニモンツノカメムシsp..ウスアカカスミカメ.

 気温は21℃.すっかり秋.もう8月も終わるんだなあ.
 苫小牧の虫シーズンの最終走者クロスジフユエダシャクの出てくるのが11月頭.それまで2か月である.10月には糖蜜をやってみよう.


 さあ,今日も地味です.醤油を入れすぎた煮染めみたいな色あいが続きますよ.
 他所の華やかな虫ブログがねたましいです.( ゚ρ゚ )アゥゥー.


 アルテンはやっぱり蛾影が薄い.ヒゲナガカワトビケラが一番の大物だったりする.
羽根アリ
 羽根アリはこのところ切れ目がない.

 スジキリヨトウ.前翅長9mm.この夜4頭.
スジキリヨトウ
 学名はSpodoptera depravata.属名は「灰+翼」,小種名「形のゆがんだ」.好意的な命名ではなさそうだ.
 蛾の同定絵合わせの時には,始めに大雑把な絞り込みをする.例えば触角が櫛ヒゲになっていれば,ヤガやメイガでない.ドクガ・カレハガ・シャクガあたりからといった見当をつけるのだが.スジキリヨトウはヤガ科のくせに触角がミ゚Д゚,,彡になっている困った蛾である.

 昨夜にもいた蛾.これを見て昨日の同定がどうにもおかしいのに気付いた.
 まず大きすぎ.この個体は15mmある.触角が短い.2日続けて傷ものとは考えられない.下唇鬚も短い.まず前日の記事を×にして同定やり直し.「Web東奥/とうおう写真館・あおもり昆虫記」でやっと見つけた.
ミドロミズメイガ
 ミドロミズメイガである.コウホネやヒシを食草とする,比較的環境のよい湿地に発生する蛾であるという.
 そんな蛾はフツー知らないよ〜(すでに当ブログはきっとフツーじゃないけどさ).

 小型のアツバ.初見.
ウラジロアツバ
 サイズと横線で同定.おそらくウラジロアツバ.12mm.

 ・ツトガ類をスルーすると写す蛾はほとんど残らなかったりする.
 ※モンキアカガネヨトウ.

 ミ゚Д゚,,彡******〜 .毛虫様の出現〜.
アカヒゲドクガ
 おそらくアカヒゲドクガ.みんな毛虫は好きである.


 次は半翅.

 夏からの常連なのだが,昨年よりは少ない印象.
モンキアワフキムシ
 モンキアワフキ.13mm.7月16日記事の泡泡は連中のものに違いない.

 ベニモンツノカメムシの類.この種類は図鑑に載っていないものもいて,わたしには種を断定できない.
ベニモンツノカメムシsp
 体長12mm.斜め45度から.
ベニモンツノカメムシsp.
 単眼がある.×××カメムシではないのが分かる.

 今夜も灯火のカスミカメムシ.8mmほど.
ウスアカカスミカメ
 掲示板に問い合わせた方がよかったのかもしれないが,おそらくカシワカスミカメ とにかく走り回る.これが素早い.しかもすぐ飛ぶ.落ち付けって.
 ※「ふたば」でウスアカカスミカメではないかとの指摘.その通りだと思います.感謝.


 昼間に虫撮りに行けばいいのだろうけど,仕事(サービス出勤)だしねえ.昼寝したいし,外はまだ暑いし,昼間の方が夜よりも蚊が来るしねえ.(←ダメニソゲ-ン)