トゲカメムシ.ベニシジミ.アカヒゲドクガ.
仕事がびっくりするほど早く片付いた.きっと何かを忘れているに違いないが,思い出せない.
こうなったら日中の虫撮りを決行しよう.夜出撃をすっぽかせば夕方には飲める.そんなことも考えた.依存症だなあ.
決めたら早い.仕事はしばしば遅れるが,こういうことは早い.たちまちにアルテンへ.
目当ては牧場沿いの道端の雑草のカメムシである.
しっかり着込んで肌を出していないので,少しも快適ではない.暑い.ベタベタ.
ちょうど野イチゴのシーズンらしい.あちこちに赤い実が実っている.今の子供はこんなものを摘んで食べたりしないので,そっくり残っている,
味見.酸っぱかったり,酸っぱくも甘くもなかったりする.種が口に残るが平気である.
ハムシの幼虫を撮るが,これほど撮り甲斐のない虫もそうはない.画像割愛.
やっとカメムシがいた.
トゲカメムシ.キク科植物の若い実部分を吸引中.口吻の仕組みが単純な「一本針」ではなさそうだ.何処かで調べられないかなあ(自分で解剖しようなんて気持ちはさらさらない.文系だもの).
寄生バエの卵をしっかり付けている.秋には卵を付けていない個体の方が珍しい.ということは「いつ孵化しているんだ?」.分からないことが沢山ある.
ここら辺りは典型的な草原の植生で,夏にはセセリチョウが目立つのだが今日はいない.
木立の中の遊歩道に入る.
ネズミらしきものの死骸.尾を除いて5cmほど.
シデムシ幼虫*3.ハネカクシ2種*沢山.蝿や蛆はいなかった.
どうしてわたしはせっかくの休日の昼間に,汗まみれになりながらネズミの死体の前にかがみ込んだりしているのだろう.蚊まで寄ってきた.
パークゴルフ場の横を抜ける.
幼虫2題.
これは昨夜も出てきていた.アカヒゲドクガの幼虫.ちなみに頭は左側である.せっかくだから成虫画像も.
5月23日.浦河町で撮ったもの.前翅長31mm.大きいがあまり面白みはない.幼虫の時の勢いを残してくれれば良かったのに….
もう気力も何も暑くてベタベタ.内地に比べれば甘っちょろいのだろうが,道民なんで仕方ないよ.
もうやーーめたっと.さあ,嘘ビールだ〜.