ハガタナミシャク.

 とにかく今日明日を乗り切ればゆっくり(不安なしに)眠れる.その後,10日間は普通の生活ができるはず.虫撮りだって再開できるはず….


 9月1日のお蔵だし.
 常連のハガタナミシャク.前翅長17mm.
ハガタナミシャク
 痛んでいないきれいな個体である.見慣れているとはいえ,やっぱり十分に美しい.


 学名は Eustroma melancholicum .属名は「上手に巻いた(編んだ)もの」.この属の蛾は他にはアミメナミシャクがいる.翅の模様からだろうか.擬態になっているのかどうかはよく分からない.類似種のオオハガタナミシャクは,名前に反して別の属である.
 小種名は「憂鬱な」.緑のインクで手紙を書けば♪,である.そうなのかなあ.名著『土星とメランコリー』でいうところの神秘と天才の象徴としてのメランコリーなのだろうか(「シェークスピアを楽しむためのキーワード集・メランコリー」が分かりやすくまとめてくれている).


 生態よりも名前に関心を持つあたりが,このブログの何というかアレである.
 検索をかけると35件ヒットした.多い部類だと思う.でもほとんど語られてはいない.まあいいや.