キシタミドリヤガ.キリバエダシャク.ハネナガマキバサシガメ.アカマエヤガ.カギシロスジアオシャク.ハナマガリアツバ.

 駐車場の向こうの芝生にステージのようなものが組み上げられつつあって,その作業の灯りがここから見えている.観光施設が生き残るためには,そういうことをやらなければならないらしい.


 <駐車場>

 初見のヤガ.ディスプレイに緑が見える.
キシタミドリヤガ
 キシタミドリヤガ.前翅長21mm.大き目で,舗装にぴったり貼り付いている.
キシタミドリヤガ
 和名のとおり,後翅にカトカラのような黄色い輪があるという.次の機会には少し刺激してみようと思うが,おそらく逃げられるだろう.
 この夜*2.

 ・シロモンヤガ(17mm).

 キリバエダシャク.23mm.
キリバエダシャク♂
 この触角は♂.ピンが上手く来ていないが,影が地面に落ちているのが面白い.

 ・クワコ(19mm).「ふにょの巣穴」(植物や昆虫に辛辣なツッコミを見せる稀少なブログ.10年前だったら負けなかったんだけどなー.もうわたしは衆生の苦しさせつなさへの共感を押し殺せなくなりまして.それがダメなのは分かっているんですけどね)の管理人のふにょさんによれば地球外宇宙生物だとこと.わたしも密かにそう思います.100年後クワコは人類を何らかの方法で駆逐している悪寒. わたしおよび当ブログ読者は死んでいるので関係ありません.え,未来の孫・ひ孫が? この少子化時代に何をいっているんですか.


 <温泉看板>

 ハネナガマキバサシガメ.7mm.
ハネナガマキバサシガメ
 この虫の脚では看板の表面にとまっているにはかなりの力を要するはず.もしも人間だったらTVの某アスレティック番組に参加する資格十分.

 ・ヒメナカウスエダシャク(14mm).
 ・Hermonassa属の蛾*2.これらはシーズンオフの楽しみにすることにした.未同定(・∀・)/~~.

 看板の暗がりに黒っぽい蛾.第一感カラスヨトウ系.ハズレのようだ.
アカマエヤガ
 アカマエヤガ,ではないかと思う.18mm.図鑑によれば色彩・模様の個体変異が大きいという.内横線が不明確なので確信には乏しい.
 というわけで同定は暫定.


 <覚生川通り>

カギシロスジアオシャク
 夜の蝶.カギシロスジアオシャク
 いよいよ秋のピークらしい.この夜*10.

 キリバエダシャク♀.25mm.
キリバエダシャク♀
 この夜,通算3頭.
 蛾を撮り始めて3シーズン目なのだが,今年になって目につく蛾である.年によってむらがあるのは分かるのだが….

 ・ノンネマイマイ(12mm).

 胸背がバサついているのは初めて見たような.
ハナマガリアツバ
 ハナマガリアツバ.測定しようとして体を起こしたらいち早く逃走.


 何だか気分はスランプ続き.こんな調子がデフォルトなのが本来なのかなあ.