クワコ.ヒメヤママユ.ザトウムシ.
糖蜜日和じゃないかと思ったのである.狙いは晩秋のキリガ.
夜6時,もう十分に暗い.錦大沼公園へ.
あれれ,クマ注意の看板だ.クマは嫌だ.ブログではみんな夜の山で蛾探しをしているようだが,内地の山ではクマは出ないのだろうか.このところ,北海道のローカルニュースでは「クマに襲われた」が週に2回くらいの頻度で報道されている.
深入りはキンモツ.
手近な樹に糖蜜を仕込んで,アルテンへ車を回す.
駐車場でも温泉看板でも,要するに蛾はいない.トビケラが2頭ほど.いつもの奴.脱力感.
落ち蛾でクワコ.もう測定する気力もない.
あまり元気がなさそうに思えるのは,自分の感じている寒さのせいか.風に触角を揺らめかしていた.
この夜,もう1頭.
覚生川通り.
10月8日の歴史は繰り返す.
同じ電柱の似たような箇所にまたヒメヤママユ.
クモ.
おそらヤミイロカニグモ.
※新屋さんからコメント.「エビグモ」とのこと.感謝.
鮮やかなハナグモは夏にしか見かけないが,このクモは早春から秋まで頑張っている.
近寄ったが眼が小さくてどうも見栄えする顔つきではない.ハエトリグモの視力は十分に予想できるが,このクモは一体どの程度見えているのだろうか.
さて引き返す.糖蜜チェック.ワクワク.
ダメだーーーーーーー.気配ゼロゼロ.
蛾よりもクマの方がずーーーっといそうだ.
くやしいのでザトウムシ.しかも尻だった.
こいつは糖蜜と無関係に樹表を歩いている.
とりあえず,いい小型ラジオか,クマ除けの鈴を買おう.