10月28日お蔵だし.メノコツチハンミョウ.
朝出勤,昨日の仕事の残りを30分ほどで片付ける.
カメラは持ってきている.そのまま緑ヶ丘公園へ.ガガンボぐらいしかいない.クチナガかな.
……メモリーが入っていない. 。・゚・(ノД`)・゚・。.撤退.雨模様だし.
夜に期待.玄関を出るとしっかり雨でしたとさ.
お蔵だし.10月28日(土)の緑ヶ丘公園で.
季節的にメノコツチハンミョウ.15mm強.死んでいる.アリがほとんどいないので,秋は死骸が残りやすい.
よく見ると蚊がとまっている.
後ろに回り込んで.蚊がとまっているのはさておいて,触角がこんな具合にふくらんでいるのは♂.保育社『原色日本昆虫図鑑』では触角はこう描写される.
(…)触角第1節は第2〜4節の長さの和よりも明らかに短く,第3節は細長で♂♀ともに第2節の2倍よりやや長く,第4節よりは明らかに長い.第4節は♂では太く,長さと幅がほぼ等しい.♂の第7節は腎臓型で先端は突出しない. (p.413)
わ,わからない….標本をルーペで観察する領域だあ.
生活史については,
幼虫はおそらく卵で越冬し,早春発生するヒゲナガバチやツツハナバチ類などのハナバチ類の巣に寄生するものであろう.成虫は晩秋のみに現れ,越冬はしない. (p.413)
ここらは『ファーブル昆虫記』でおなじみである.
しかし,春に綱渡り的に宿主の巣に侵入して,卵や蜜を荒らして,蜜がそんなに大量にあるとは思えないからじきに蛹になって夏から秋にひたすら眠り続けて,晩秋にちょっと出てきてすぐに死ぬ.
セミも大変だけどツチハンミョウもなんだかだなあ.