先月のお蔵だし.オオモンシロチョウ.

 嫌な感じがして早引き.先週きつかったのが今に響いてきているらしい.


 せっかくフユシャクが出てきたのに,出撃は見合わせ.
 天気が安定していないこともあるし,仕事がこれで虫撮りは精勤,という訳にもいかない.まず休養優先.明日は飛び回らなければならない.


 というわけでお蔵だし.コンデジ画像である.先月,病院へ行った時の帰りに撮ったもの.
オオモンシロチョウ
 オオモンシロチョウ.モンシロチョウといえば「青虫」.この幼虫を見た人はかなりの確率で「蛾」だと思うことだろう.
 苫小牧でモンシロチョウめいた蝶といえば,スジグロシロチョウかオオモンシロチョウである.少なくともわたしの目には,純正のモンシロチョウは見えてこない.
 大抵の野菜は薬をかけられてしまう.オオモンシロチョウは花壇のキンレンカ(ノウゼンハレン)で増えているに違いない.


 こちらは蛹.
オオモンシロチョウ
 黒い斑点があるので簡単に見分けがつく.


 成虫はこんな.6月17日の再掲.
Pieris brassicae
 翅頂部分の黒縁がモンシロチョウよりも大きいのが透けて見えている.


 せっかくだから学名も.Pieris brassicae .平嶋義宏『蝶の学名』(九大出版)によれば,属名は学芸の女神ムーサの別称ピエリスから.小種名は「アブラナ(キャベツ)の」.