ハマキガ+1(4).ハイイロウスモンハマキ?.ギントガリツトガ.

 ハマキガの面白いところは,昼間に撮っても「眼に瞳が入る」こと.
 画竜点睛とはよく言ったもので,カマキリだってどこか愛嬌があるのは擬瞳孔のおかげである.


 蛾の中には日中に眼の色素が変化して遮光し,活動を休止するものもいる.昼間はまぶしすぎるので眼をふさいで,という訳だろう.まぶたがないからねえ.そうでもしないと明るすぎて眠れないというのだろうか.これを「明適応」というそうである.
 例えば,こんなの.
ギントガリツトガ
 ギントガリツトガ.06年7月1日.
 死んだ魚の眼,とはちょっと違う.眼にキャップがはまっている,といった方が適切だ.見えていないのだろうな.


 というわけで明適応しないハマキガ.
ハイイロウスモンハマキ
 これは同定があやしい.いつもそこら辺にいるような感じがするハマキ.
 おそらくハイイロウスモンハマキ.前翅長9mm.
ハイイロウスモンハマキ
 瞳確認.ということは昼でも活動できるはず.ハマキガを見つけるのが圧倒的に昼間だというも,そういった関係なのかも.