06年の積み残し(8).スジクロモクメヨトウ.

 昨夜はひたすら強風.朝になってやや収束へ.
 サービス出勤をしようかと思っていたがやめた.除雪が入っていないに違いない.
 ※案の定道路に除雪が入っていず,車を出せない状況だった.


 というわけで,今日も蛾.この世はすべて蛾である.
スジクロモクメヨトウ
 06年8月19日.これは日中の写真.スジクロモクメヨトウ.前翅長19mm.
スジクロモクメヨトウ
 何色と表現すればいいのだろう.「黒茶」? いずれにせよ,木材系の擬態色である.脚まで茶色.


 講談社『蛾類大図鑑』によれば,クロモクメヨトウから分離されたもの.クロモクメヨトウが関東以西,スジクロモクメヨトウが関東以北の分布である.後者は淡色部が前者よりも目立つというが,画像を見てもよく分からない.図鑑に記された分布に従って「スジクロモクメヨトウ」と同定する.
 何だか煮え切らない同定が続くが,残り物画像には福よりもしばしば瑕瑾があるものなのである.


 学名はDypterygia andreji.
 属名は「2つの+翼」.後角部分の淡色部を,翼を広げている模様に見立てたものか.
 小種名は人名の属格だと思う.「アンドレイの」.