マダラミズメイガ.

 虫が撮れないものだから頭に「おり」のようなものが溜まってきている.また仕事の話から.
 ほぼ1日中,小銭の勘定.どうしてそんなことをやるはめになっているかというと,説明が難しい.平たくいえば,その方が神経を使わずにすむし,余計な手数料を取られずにもすむということ.気分はマネーロンダリングである.
 ここ2日間でわたしの通帳には10円玉・100円玉ばかりで15万ほど記帳された.1年前は500円玉も混ざっていたので30万を超えた記憶がある.人々はそんなわたしを「3月の補助貨幣の覇王」と呼ぶかもしれないが,称号で呼びかけられてももちろんわたしは無視するのである.


 というわけで,今日は不毛な糖蜜はお休み.もう失望したくない.
 昨年のお蔵だし.07年8月6日.
マダラミズメイガ
 マダラミズメイガ.前翅長16mm.
 実はわたしはこの蛾を「みんな蛾」の「和名未定 Elophila nymphaeata」種だと思いこんでいた.ところが,今回学名で検索しなおしてみると,Elophila nymphaeataはもっとくすんだ茶色の蛾である.(たとえば「UK Moths」の「UKMoths - Brown China-mark Elophila nymphaeata」の項参照).
 かくして画像のそれは「純正」マダラミズメイガであるという結論.
 やっぱりメイガは難解である.


 マダラミズメイガの学名はElophila interruptalis.
 属名は「沼地を好む」.小種名「中断している,分かれている」.


 そういえば,蛾屋関係で2つ.

  1. 「みちのく会」での写真が届いた.あらためて自分の禿の進行具合がよく分かる.
  2. 蛾LOVEさんの「ある蛾屋の記録」にリンクしていただいた.これでとうとうわたしも蛾屋の最外縁部を汚すことになったようだ.大変嬉しくまた光栄なことなのだが,そう感じる自分に不安を覚えるのも確かである.