ホシオビキリガ.○○○○頭部.イチゴキリガ.

 朝から降っていた小雨は昼下がりには上がった.年度末進行中.定時退勤したい一心で忙しく働く.


 道路はまだ濡れていて,白い蒸気が立ち上っている.トマコマイの春の朝晩は「ガス」である.


 18時半頃に糖蜜散布.少し時間をつぶして15分後.
 さっそく1頭.
ホシオビキリガ
 ホシオビキリガ.画像はアングルが良くないが,「ホクロマダラ」型.
 ライトを当てるとすぐにごそごそと動き出す.糖蜜の蛾は概して落ち着きがない.よく言えば,いきいきと活発で元気である.
 暗くて正確な測定はとてもできない.だいたい16〜18mmか.
 別の樹にもう1頭.こちらは「単ホクロ」.約15mm.この夜は結局ホシオビキリガ*2.


 アルテンへ移動.途中,道路を横切るカエルを轢断しそうになる.カエルの目覚め確認.
 温泉看板は雨粒が浮いていて蛾のとまりたい環境ではない.
 覚生川通り.ミクロ発見.
不明ミクロ
 15mm.同定は後回し.掲示板へ( ̄ー ̄)/~~.思い切り拡大すると牙があるのが分かる(この画像では見えづらい).
 今シーズン不明蛾は,自分のHPの掲示板へ投稿することにした.一種の備忘録である.
 ※「いもむしうんち」のAclerisさんより「みんな蛾のヒラタマルハキバガ科の蛾の未同定種に同じのがいる」とのコメントをいただいた.感謝感謝.なるほどいる.見落とし(つД`).


 昨日からの宿題の○○○○頭部.正面からの画像は何を撮ったものやら不明な物体.横からだと一応それらしい.
○○○○の頭部
 第一感は「象の墓場」.ズボンのひざと作業上着のひじが泥まみれになった.


 ※追記.この画像を「ふたば」に貼ったところ,常連の「津軽人」さんからレス.

雪融けや
 つはものどもが
     夢のあと^^;

 上手いものだなあ.


 錦大沼公園糖蜜所へ戻る.ガスは更に深くなって,霧に近い.気温は5℃.


 最後に大物がきた.ホシオビキリガよりも二回り大きい.このサイズだと一目イチゴキリガだ.ライトやピントを調整しているうちに,例によって逃走.
 だが,飛ぶ速度は遅い.クリーム色の羽ばたきがゆっくり移動していく.ライトを当てて追跡.幸運にも2本先の別の糖蜜の樹にとまってくれた.まだ空腹だったらしい.
 もはやていねいにピント合わせなどしていられない.だいたいでシャッターを切っていく.
イチゴキリガ
 やっぱりイチゴキリガ.お腹の虎縞が目印.逃げられ覚悟で測定を試みるが,やはり途中で逃げられた.ノギスは28mmを示していたが不確実である.


 今夜はこれでお開きぴょん.イチゴキリガとの再会は,わたしの中では早春の蛾探しのチェックポイントの一つ.帰りの車中は上機嫌だったものと見えて「いつか〜君と行った〜♪」などと口ずさんでいたらしい.