ハエ類.ムツモンホソヒラタアブの類.ハリゲコモリグモ群.
日曜日の午前中の公園は,明らかに高齢化を感じさせる.とにかく年寄りだらけ.歩いたり走ったりしている.もう少し若めの人々は,例の棒パンみたいな犬を連れている.公園までは車で移動するのだろう.
そういう緑ヶ丘公園にカメラを首から下げて突入.
地面は,地衣から普通の草に切り替わる寸前.まだ芽吹きでしかない.樹々の方は,その芽はまだ固い.
ツツジがそろそろ蜜を出し始めた.鳥の羽毛がさっそく貼り付いている.もう2週間もすれば,ハエやハナアブがモチ殺されるだろう.
フキノトウはまだ少ない.小さい.
これでは虫たちを養うには不足.
どうということのないハエ.炊事場の裏の逆さまに伏せられたゴミ箱の上.
後ろ脚をこすっているところ.見れば見るほどハエでしかない.
枯葉を踏むとコモリグモが飛び出してくる.これがないと早春ではない.
ハリゲコモリグモ群.毎年,この時期にはコモリグモを追いかけ回す.
まだ小さく,動きが必要以上に速い.ハエトリグモのようにぴんぴん跳ねて逃げていく.
シーズン初ハナアブ.
花の上ではなく,枯葉がバックなのが今ひとつではある.
ハナアブはとっ捕まえて虫眼鏡でぐりぐり観察しないと同定できないのだが,『札幌の昆虫』で「ムツモンホソヒラタアブの類」まで絞り込む.
メタリックづくめなだけだと思ったら,体側に白いファーをつけている.寒いんだな.ホカイドの早春のハナアブはヤナギの花を主食とするらしい.
カラスのものとおぼしきペリットを柵の上から回収.小型だが,ビニールの破片みたいなのが混入している.札幌カラス研究会に送る予定(しばらくかかります).