ミスジトガリバ.ヒラタマルハキバガの一種? フトフタオビエダシャク.ウスバキエダシャク.

 春らしい,と言っていいものやら.20時の気温は5℃弱.薄曇りで何となく蛾の予感.


 <錦大沼公園駐車場>
 トレーラーが1台とまっている.なんやかんや言って日本人の多くは豊かである.「われわれ庶民」なんて日本には某有名司会者のM氏しか存在しないに違いない.「庶民以下の層」が革命でも起こさないとダメなのだが,でも余計な血が沢山流れるだろうな.

 路灯の下を丹念にチェックしていくと,離れた場所からいきなり蛾が飛び上がった.すぐに落ちる.またトガリバガだ.前翅長18mm.
ミスジトガリバ
 前翅前縁に茶色の帯が入ってどうも怪しいと思う.『大図鑑』にも「みんな蛾」にもそんなトガリバはいない.探しあぐねて「虫我像掲示板」へ.
 蛾LOVEさんからレスがあって,「ミスジトガリバで大丈夫」とのこと.感謝.
 正面.何というか,大げさである.
ミスジトガリバ


 <アルテン馬場駐車場> 不調.


 <温泉看板>

 この手の蛾は「何だかキバガ」というところまでは分かるが,そこからが茨の道.
ヒラタマルハキバガ?
 前翅長13mm.ヒラタマルハキバガ界隈が最も匂うが自信はない.すれているような気もする.
 キバの様子.
ヒラタマルハキバガ?

 看板の根元にシャクガがへたっていた.18mm.
フトフタオビエダシャク
 一部で話題のフトフタオビエダシャクである.何かというと,分類学の人たちの間で,DNA分析の結果「広葉樹喰い」と「針葉樹喰い」は別種にするのが適切であるということになりつつあるらしい.
 それ以前に他のシャクガとの区別も,わたしにはろくにつかないんですけど….苫小牧のフトフタオビが何を食べて育ったかも分からないし….
 別々の和名に分けても,使い分けられる人がほとんどいないということになりそう.


 <覚生川通り>
 タヌキと遭遇.こいつも蛾を捕食しそうだ.敵がまた増えた.
 ・カバキリガ.前翅長17mm.画像割愛.

 落ちシャクガ.
ウスバキエダシャク
 これもやっかいだけど,きっとウスバキエダシャク
ウスバキエダシャク
 前翅長15mm.


 普通にシャクガが落ちているようになってきた.こいつらの同定がまたストレスフルなんだよなあ.