22日の春キリガ放出.

 久しぶりに苫小牧は朝から雨.夕方には一応上がったのだけど,道が濡れているので落ち蛾撮り.一昨日の蛾の補遺でお茶を濁す


 まず,蛾LOVEさんの「虫我像掲示板」に同定依頼していた2種.
 その1.

 アオヤマキリガ.前翅長21mm.
アオヤマキリガ
 「ザラザラ具合と色合い、内横線の走り方といいアオヤマキリガ」とのこと.これは自分で調べられないとダメだなあ.
アオヤマキリガ
 変な角度から撮ったので縦のように見えるが,斜め上からの画像.蛾も蛾で,妙にかしいでとまってたのである.

 その2.

 これもどうにも途方にくれた蛾.特徴があいまいすぎる.
ブナキリガ
 ブナキリガだろう,という判定.前翅長14mm.小振りのキリガ.ブナキリガはわたしの夜回りでは珍しい.
ブナキリガ
 擦れているのでは,あるいは変異の範囲では,などと考え始めると泥沼にはまり込む.言われてみれば亜外縁線がくっきりしている.

 この2頭については,本当に感謝.


 あとは常連の蛾たち.

 カギモンヤガ.16mm.
カギモンヤガ
この蛾は個体の大きさがずいぶんばらつく.♂♀?

 カシワキリガ.17mm.
カシワキリガ
 今年は多い.

 カバキリガ.21mm.
カバキリガ
 擦れ気味.この蛾は昨年はラストが5月9日.サクラの開花と共に姿を消した.

 実は後半3種は貼る予定ではなかったので,あまり丁寧に撮っていない.初心を忘れているなあ.慣れの恐ろしさ.毎晩毎晩,出会う蛾は新しいのだと肝に銘ずること.