ナナホシテントウ.ツツジ上の双翅目.アシナガグモ.
TVから「今日からゴールデンウィークが…」という言葉が聞こえるたびに,うんざりする.わたしはとりあえず今日明日は休めるが,あとはどうなるかまだ分からない.半分ぐらいは出勤になるにきまっている.
緑ヶ丘公園へ出撃.途中で職場に寄る.こうやってリフレッシュは台無しになるのである.
でも職場の門の所にナナホシテントウがいた.今シーズン初テントウムシ.
内蔵フラッシュでの撮り.テカった.
・最初は甲虫かと思ったが,ファインダーで見ると4mmほどのヨコバイ.HP掲示板へ.(´ー`)/~~.
※アリヅカウンカに似ているように思ったので「カメムシBBS」にも投稿.
午前11時に緑ヶ丘公園着.人々は何を考えているのか走っている.聖火リレーの影響だろうか.
この時期の風物詩といえば「ツツジ」である.花はまだ咲いていない.その代わり,芽から粘液を出す.そこに蝿取りリボンよろしく虫がくっつくのである.詳しくは昨年4月29日記事参照.
今年もくっついている.
甲虫も.
大きめのハエ.
これは予備軍.
「死の舞踏 Danse Macabre 」.
人間だって日々生命の危険にさらされているのだが,それは日常からは巧妙に隠蔽されている.もっと我々は死を想うべきである.モチツツジの脅威が人間に対しても存在していいかもしれない.
ある男(以下,甲)が森へ行こうとする息子(以下,乙)に声をかける.
「おお乙よ,森でツツジたちに近寄ってはならない.それらは汝を捕らえ,汝は苦悶のうちに息絶えるであろう」
乙は答える.「甲よ.わたしは了解した.わたしは死を恐れるものである.わたしは決してツツジに近寄らないであろう」
ところが人間とは本来愚かなものであり,とりわけ児童は目を覆うばかりに愚昧である.乙はもちろんツツジにくっついてしまう.
変わり果てた乙を発見した甲は歯がみをし,地を指さして復讐を誓うが,実際に甲がおこなったのは森の向こうに住むといわれている伝説の弁護士団のもとへと,危険植物を国有林に放置した行政に対する訴訟の相談に行くことだった.
甲がその途中でツツジにくっついてしまったのは言うまでもない.
ところで,乙の妹の丙も,甲の老母である丁も,その後,みんなみんなツツジにくっついてしまうのだが,特に話に落ちや教訓があるわけでないので詳述は避けたい.
まだ花は全然.タンポポも葉っぱだけ.ハナバチなんて見つからない.
枯葉からはコモリグモが飛び出してくる.他所の掲示板では卵嚢を持ったコモリグモの画像が貼られていたが,ホカイドではまだ先.
・特異点トイレにトサカハマキ.
池のまわりのユスリカは激減している.もうじき早春も終わり.
アシナガグモ.春から活発に活動するクモだ.カメラを向けていると,急に駆けだした.逃げ出したのかと思ったら,近くのユスリカに襲いかかった.
格闘はピント合わせが間に合わず,(ノД`).
緑の鱗模様の美しいクモ.
角度を変えて.
公園で目立つのは,ツツジにくっついていたのと同じ種類のコバエばかり.前言撤回.本格的な春到来にはもう少しかかりそうだ.