トビムシ.ハエの類3種.クロカミキリモドキ.プライアシリアゲ.アシナガグモsp..カタクリハムシ.クロヤマアリ.
仕事は午後からで間に合うので,11時頃に緑大沼公園へ出撃.
ここ数日,最高気温は10℃ギリギリ.今日はやっと9℃ほどだ.風もある.多くは期待できない.
まずゴミ置き場に.どうせそういうタイプなのである.
大きなトビムシ.5mm弱.
いつも思うが,変な虫である.とりわけ脚.ただの折り曲げた棒のよう.もっとトゲがあったり,くびれていたりするべきである.
この1枚を撮ったところで,跳ばれた.(もちろん,こんな脚でジャンプするのではなく,腹部に跳躍器を持っている).
眼につくのは… ハエばかり.かろうじての薄日で精一杯日光浴をしている.
食事を済ましてきたと見えて,体側に花粉を付けている.
19日のハナアブ記事と同様,彼らは手足や顔は丹念にきれいにするが,体側は洗い残すようだ.かゆくなるに違いない.
もう出てきているヤドリバエの一種.
これはカメムシに卵を産む種類.秋によく見かける.産卵しているところを見たいものだが野外では困難だろう.飼育ケースの中なら観察可能だろうから,誰か動画をアップしてくれないものか.
いわゆるキンバエ系に見える.科としては「クロバエ科」.
背中に太い毛が列をなして生えているが,これが同定の大きなポイントになるらしい.『札幌の昆虫』では毛の話は出てこないが,ハナアブ同様の「顔面写真」も載っている.
クロカミキリモドキ.虫自体はこの季節の花の定番.
絞りをF5まで開いて撮ってみたもの.背中の高さでもうボケてしまう.大変だなあ.
・小さなハナアブ,黒いハエ,交尾しているよく分からない小甲虫,マダラヒメガガンボの類,眼が緑色のミバエ.没画像へ回す.
アシナガグモの類の捕食.
※札幌の方から,「ウロコアシナガグモ♀幼体」とのご教示.感謝.
ハエは実によくクモに捕らえられている.あまりクモを警戒しないものなのかもしれない.それにしてもハエは,死骸を分解したり多くの虫類の餌になったりする極めて重要な生物である.
オオウバユリが30cm以上に育ってきていて,カタクリハムシがうろうろしている.交尾しているものもいる.
乗っかっただけで,まだ交接に至っていない模様.この後,カメラを嫌がって上の♂が向こう側へ斜めにずりこけていった.
職場へ.
サクラのトサカフシ(06年6月21日記事参照)を探したが見つからず.
アリの巣は沢山あって,クロヤマアリのものが最も目立つ.
ちょうど巣の拡張中らしい.あまり上手く撮れていないが,出てくるアリは土くれをくわえている.
おまけ.
ツツジの植え込みの根元をのぞき込んでいるシジュウカラ.
いつもいるのはヒヨドリ,シジュウカラ.時々見かけるのはカササギ,ムクドリ.通り抜けるだけなのはカラス.さっぱり見かけないのはスズメ.冬はたいていツグミが何かしている.